忍者ブログ

インターネット界隈の事を調べるお

[PR]

×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。


ジェーピーツーワンの売上が100億超えていたのを見逃していた件

バリューコマースの第3四半期の決算が出てて、まぁまぁ順調そうだなぁと見てたのですが、どうしてもバリュコマのことを考えるとジェーピーツーワン(jp21)を思い出してしまう僕なのです。バリュコマが20.3%を保有しているjp21のサイトには売上が書いてあるのですが、それを見てびっくり。

基本的にはアフィリエイトメディアの運営が主軸なんだと思うのですが、ついに売上100億超えてきました。すごい。そこで事業が違うので比較に意味は無いと知りつつもバリュコマとjp21の売上を比べてみたのがこちら。決算月が違うのですが、だいたい同じ決算期で比較しました。

バリュコマ jp21

バリュコマが出資した時には6倍もの売上差があった両社ですが、どんどん差が縮まっています。現在15億円差。まだ結構あるんだけどjp21すごいな、と。厳密に言うと業種は違うのでしょうが、リブセンスの売上が約42.5億、じげんが約20億ですからね。ある意味、夢があるなぁ。


【関連エントリー】
好調アフィリエイト各社の次なる主戦場はアジアになるのか?それとも国内か?
ファンコミの好調さが相変わらず目立つアフィリエイト会社各社の直近四半期を比べてみた
主要ASP直近四半期の比較とバリュコマ傘下の知る人ぞ知る優良企業


好調アフィリエイト各社の次なる主戦場はアジアになるのか?それとも国内か?

いつも上場しているASPの比較をしているのですが、今回からフルスピードも入れてみました。最近フルスピードもここにカテゴライズされるみたいです。『アフィリエイトB』をやっていますが、どちらかというとアドネットワークの方含めで同じカテゴリという感じみたい。

ASP比較

色の薄い方が直近四半期で、濃いのが前年同四半期。去年と比べてどのくらい成長しているかがわかると思います。5社ともに前年同四半期比で増収増益していますが、やはりファンコミの好調さが目立ちます。主力はアドネットワーク『nend』で、売上の約3分の1を占めています。スマホのアドネットワーク(国内)ではトップなのではないか?という感覚。競合はアイモバイルといったとこでしょうか。

直近の成績はある程度予測できましたが、では各社、今後はどのような戦略なのか?

「ヤフーとの連携強化」をうたうバリューコマース。ヤフーのグループなので当然といえば当然。ヤフーショッピングの拡大は追い風になりそうな予感。子会社ジェーピーツーワンの動向も気になるところ。フルスピードは既存事業に加えてクラウドソーシング事業なども始めている。国内で事業の幅を広げていく感じかな。

そしてインタースペースとアドウェイズが積極的に推進するのが海外事業。アドウェイズは元々海外にいち早く進出してきた背景もあるので当然の流れだけど、インタースペースの動きもここにきて活発。

ASPアジア展開

アドウェイズのプレスリリースでよく見る「提携」がどの程度の提携なのか僕にはわかりませんが、もう5年以上前から中国を中心と粛々と事業を頑張ってきたのは知っているし、その活動がアジア展開でも活きているのかなって。そして、リワード、アフィリエイト2軸で展開できるのは強いよなぁと。インタースペースは東南アジアでも注目のタイ、インドネシアに現地法人作ってやる気満々。どうなるか注目です。

アドウェイズは直近の四半期で海外売上が約7億円ある。他4社と比べると頭一つ抜けている感じ。ファンコミ子会社で「世界のアドネットワークを一元管理するプラットフォーム、多言語対応アフィリエイトサービスおよび多言語メディア事業の企画・運営」のアドジャポンの第三四半期累計売上高が約3億円(連結間取引相殺前)くらい。これを「海外売上」としていいのかわからないけど、今後、覇者ファンコミも海外展開を加速しそうな感じもする。


【関連エントリー】
ファンコミの好調さが相変わらず目立つアフィリエイト会社各社の直近四半期を比べてみた
この2ヶ月くらいのアドウェイズのアジア進出まとめ
主要ASP直近四半期の比較とバリュコマ傘下の知る人ぞ知る優良企業



Rettyの検索結果を見て思った。店舗情報だけではなく、何らかの価値を付けないと順位は上がらなくなってきたのかな?と。

先日『NAVERまとめ』で有名なnarumiさん主催の「サイゼリア飲み」の際にすれ違ってご挨拶だけしたイケハヤさんのブログにこんな記事が。

[マーケティング] 食べログを抜いた!RettyのSEO施策のパフォーマンスがすごい件

記事には「新宿 カフェ」「渋谷 カフェ」「池袋 カフェ」で『Retty』のページが検索結果の1位にきてると書いてありました。実際に検索してみるとたしかに1位。ライバル『食べログ』『NAVERまとめ』よりも上位にきて、さらに1位を獲得しています。

『食べログ』はご存知SEO界の暴君『価格.com』が運営しているサービス。食べログも当然ながらSEOに強く、いろんなキーワードで最上位にきています。そして『NAVERまとめ』も驚異的な媒体力により検索結果で幅をきかせています。この2強の上をいくとは・・・。しかし、今日初めて『Retty』を見てみましたが、よくできたサイトですね。きれいだし。


Retty SEO

これは「新宿 カフェ」の検索結果上位のページの比較です。セオリーからいくと「keywordが設定されてない」「descriptionが長過ぎ」となるのでしょうが、結果が全て。僕の常識では『食べログ』のが良い気がするんだけど。


Retty SEO

強調タグやキーワード出現率の図。なんなのこのカオスっぷり。こちらも『食べログ』が正統派です。「h1は1ページで1箇所だけ」と古文書にも書かれていたはず。なんですか、ぐるなびは。ただ『Retty』のキーワード出現率は絶妙な感じがします。


『Retty』の当該ページは、階層的にはこんな感じ。

Rettyグルメ(TOPページ)
→東京グルメ
→新宿グルメ
→新宿 カフェ・スイーツ
→新宿 カフェ
→新宿にあるハイセンスなおしゃれカフェ人気20選

なので、一個前の「新宿 カフェ」が検索結果の上位にくるのはわかるんだけど、100位以内にはないんですよね。このまとめ記事に集中して施策しているのでしょうか。サイト全体がSEO的に強いかというと多少疑問がつくのですが、検索エンジン側のトレンドとして、こういったコンテンツの評価が高いのかもしれません。「普通の店舗情報はGoogleプレイスに任せろ」ということでしょうか・・・。

なんかサイト作って「新宿 カフェ」で上がるか実験してみようかな。


というわけで、いつものようにふんわり。
あとは、専門家の方におまかせします。僕のSEOは「勘」ですw
※「SEO 勘」で検索すると1位のサイトは僕が作ったネタサイトです。「SEO 肌感覚」でも1位です・・・。


【関連エントリー】
時価総額がIPO時から9倍となったリブセンスの『cospa』を調べてから2ヶ月経ったのでSEO的にどのように変化したかを調べてみた