派手に攻めるソフトバンクと新興国を攻めるGoogle、質量ともに盤石なチャイナモバイル
※The top 20 global operator groups by mobile connections (Q2 2012)他
ざざっといくつかのページから携帯通信業者の契約数ランキングと時価総額、モバイル売上などの表を作ってみました。参照元によって数値が違ったりするので、参考程度でお願いします。
日本のキャリアの1契約あたりの売上がおかしなことになっているのは置いといて、チャイナモバイルはそこそこ契約あたり売上もあるし、何と言っても契約数が桁違い。時価総額も約22兆円とトップ。
ソフトバンクはスプリント、T-mobile USを買収し、収益性の高い北米をジリジリと攻めながら、インドのBharti Airtelと提携したりして「契約数」の方面でもトップを目指している感じがして、孫さんの野望が垣間見えてきたり面白い。
そんな中、Googleが密かに進めている戦略も気になるところ。それが「Free Zone」計画。
新興国を中心にフリーダイヤルのような仕組みのサービスを去年から展開してて、今月は新たにナイジェリアのキャリアと提携しサービスをスタートさせたらしい。
Free Zoneは、Googleのサービスへアクセスする際のデータ通信が一部無料になるので、パケ代を気にしなくてもGoogleの一部のサービスを使いまくることができる仕組み。新興国のキャリアはFree Zoneを導入することで収益増と他社との差別化を行うことができるのでメリットが大きい。Google側はサービスの認知拡大など様々なメリットが考えられる。将来、新興国が発展した時には確固たる地位をGoogleが築くことも可能。まるで真綿で首を絞めるような雰囲気も感じたり。
ソフトバンク、Googleともにアプローチは違えど、目的は似たような地点のような気がする。世界の巨人Googleと真っ向勝負できるのは孫さんくらいかもしれないなぁ。
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