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インターネット界隈の事を調べるお

六本木ネット系ベンチャー地図2018春

六本木ネット系ベンチャー地図2018春

毎年3月に更新している「六本木地図」。2014年3月にEast Ventures(EV)に転職するにあたって、記念に描いたのですが、もう今回で5回目。当時まだ小さな会社だったとこが丸4年経ってとても大きな会社に成長してたりして、時の流れを感じるとともに、「自分はどうなんだろうか」と反省したりもします。頑張っていきたいものです。

過去の六本木ネット系ベンチャー地図はこちら。
2014年2015年2016年2017年


さてそんなわけで今年の六本木。とにかく六本木ヒルズの隆盛が目立つ。ちょっと前にこんな記事もあったが、今や注目ベンチャーの目白押し。一昔前を思い出すなぁ。

六本木ヒルズ復活に一役、すご腕営業マンが語る極意(NIKKEI STYLE)

来年くらいにGoogleが渋谷の新築ビル「SHIBUYA STREEM」に移転することが決まってるが、それでも六本木ヒルズの人気は変わらないでしょうね。

一方、もう一つのランドマークであるミッドタウンはヤフー退去後にネット系ベンチャーがいなくなってしまいましたが、ビットフライヤーやAnyPay、ザッパラスなど少しずつかつての賑わいを取り戻しつつあるのかなーと。

かつてはコイニーやSmartHRが入居していたエグゼクティブタワー麻布台は噂によると取り壊しとか何とか。綺麗なビルなんだけどね。

ところでヒルズとロアビルの間あたりの地域「六本木5丁目西地区」が再開発地域らしい。森ビルの資料を見るとたしかに書いてあるけど、森ビル的にはその前に虎ノ門のテコ入れが最優先って感じですかね。そのうち虎ノ門の地図も描こうと思ってます。あとは、六本木通り沿い、黒崎ビル手前のあたりの建築中のとこは、香港資本の高級ホテルが建つとかいう話ですね。渋谷に負けず劣らず六本木も変化のまっただ中ですねー。




【参考記事/サイト】
解体工事中の(仮称)六本木四丁目計画(都市の風景 Building and Subculture In Tokyo)
第二六本木ヒルズ(六本木5丁目西地区)は高さ300m超えなるか!?(超高層マンション・超高層ビル)
森ビル 2018年3月期 中間決算報告(PDF)
オフィスビルの入居テナントについて調べるお


コイニーとSTORESが経営統合して佐藤裕介氏率いる「hey」が始動

わちゃわちゃした昨今ですが、大きなニュースがありました。コイニーとSTORES.JPの経営統合の件です。ダイナミックな動きで楽しくなりますね。

決済のコイニーとネットショップのSTORES.jpが経営統合、持株会社「ヘイ」を設立へ(TechCrunch)
コイニーとブラケットが経営統合、スマホ決済など提供 (日本経済新聞)
フリークアウトHD ヘイ株式会社及び株式会社カンムとの包括的資本・業務提携に関するお知らせ(PDF)

さすがに日経の一報は早すぎ(0時くらい)だと思うのですが、夜が明けて開示もでそろったことですし、ちょっと図にしてみました。

hey

今回の経営統合はこんな感じ。旧コイニーがheyに社名変更し、その配下に新コイニーとブラケット(このタイミングで社名変更し「ストアーズ・ドット・ジェイピー」に)を従えるというホールディングス。heyの代表取締役社長にはフリークアウトの佐藤さんが就任。今後フリークアウトからheyへの出資もあるようで、事業提携も実施。

日経の記事にもあるようにコイニー創業時のシェアオフィスにはフリークアウトやCAMPFIREなどの他、今回フリークアウトと資本業務提携を行ったカンムなどもいたようです。近くにいたからこそ切磋琢磨できたし、力を知ることができたのではないでしょうかね。

hey

新生heyのライバルとなる、BASE、PAYのメンバーもそのシェアオフィスにいたようですし、伝説のホットスポットだったんですね。そういう場所をまた作れたらいいなと思ったりしてます。関係ないですが、今日はBASEのロゴ入りパーカーを着ています。

「未来の世の中に必要な支払い環境を、PAYで整えていきたい」満を持して新設されたBASE子会社PAY 高野兼一が想い描く夢(UPSTORY)


はい、そんなわけで駆け足でまとめてみました。寒い日が続きますが、皆様ご自愛くださいませ。



※追記


時価総額3兆705億円!ヤフー元起業家執行体制へ



時価総額3兆705億円の大企業ヤフーから「新執行体制」への移行が発表されました。

新執行体制への移行および代表取締役の異動(内定)ならびに定款の一部変更に関するお知らせ

宮坂さんが代表権の無い取締役会長になり、川邊さんが代表取締役社長になるようです。また宮澤さん、小澤さんなどの「元起業家」が常務執行役員に昇格と、数年前の宮坂新体制をさらに一歩踏み込んだ形になった感じ。

執行役員が多すぎて、まとめきれなかった感ありありですが、上記の図のような体制に。元起業家集団という様相に。以前記事にもしたPIMやシリウス、ビズシークなど伝説的なベンチャーを生み出した人達による新ヤフー。また「爆速」が見られるのか楽しみです。


【関連エントリー】
伝説のジョイントベンチャー「PIM」を調べてみた
小澤さん率いるYJキャピタルのポートフォリオと「総研」の高打率
30年前に夢見た世界を今なお追い続ける「元大学生ベンチャー」の仲間達【リョーマ×SYN30周年イベントレポ】


【メモ】
川邊 健太郎 電脳隊→PIM/宮澤弦 シリウス/小澤隆生 CSK→ビズシーク→楽天→小澤総研→クロコス→ヤフー/藤門千明 筑波大学院/本間浩輔 野村総研→スポーツナビ/坂上亮介/志立正嗣 凸版印刷→POVアソシエイツ/森健/片岡裕 ニフティ 2005年ヤフー/津森暁史 武蔵美卒→デザイン業、飲食店経営→2007年ヤフー→2011年ドワンゴ→2012年ヤフー/田辺浩一郎 朝日生命保険→2000年ヤフー/佐々木潔 東大→富士通→(Microsoft出向)→コンサルティングファーム→ミラクル・リナックス→2008Yahoo! Inc.→2009年ヤフー/秀誠 ラジオ、TV番組等の制作、イベント企画運営、アーティストプロモーション→2002ヤフー/中山一郎/梅村雄士 全日本空輸(現ANAホールディング)→2004ヤフー/谷田智昭 オリエントコーポレーション→2003年ヤフー/仲原英之 2003年ヤフー/塚本浩司 富士通研究所→2009年ヤフー/瀬越俊哉/湯川高康 2003年ヤフー入社/西田修一 2004年ヤフー入社 トップページの責任者、検索事業責任者/田中祐介 電脳隊→PIM→フラクタリスト→ピド→2012年ヤフー