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インターネット界隈の事を調べるお

ファンコミが買収したSeesaaの業績が思ってたよりも良くてスゴいなーって話

先日初めての調べるおイベント「調べるおMEET UP」なるものを開催しました。みなさまありがとうございました。参加者の皆様はぜひご感想などをお願いできればと。これまでにきた感想やエゴサによると、そうやら「役に立った」とかいう記述はほぼなく、「とても面白かった」という類のコメントが多いように感じられます。エンタメ的には成功したような気がします。

さて前置きが長くなりましたが、第一回目の「調べるおMEET UP」の会場はヤナティさん率いるファンコミュニケーションズさんのセミナールームでやらせて頂いたわけですが、そのファンコミから金曜日に興味深いリリースが出ました。

シーサー株式会社の株式取得(子会社化)に関するお知らせ(PDF)

「うぉおお!!Seesaaaaaaa!!」と個人的に興奮したのですが、株式取得に関連して公開されたシーサーの業績が想像以上に良くてこちらにも興奮しました。純資産も多い。

Seesaa

シーサーと言えば「ブログ」の会社というイメージを持っていましたし、世間的にもそうなんじゃないかと思うのですが、ブログだけであんなに儲かるというのは考えられないなー(すみません)とサイトを見てみたら、なんか手広くいろんなサービスやアプリをやっているようでした。有名な「したらば掲示板」も現在はシーサー運営なんですね。

経営陣や元経営陣(SnapDishの舟田さん)など概ねライブドア出身のようで、したらばなんかもライブドアだったなぁーと思ったり。いやしかしシーサーのように「実は儲かってて、現預金いっぱいある」会社っていっぱいあるんだろうな。ファンコミによる買収額が気になるなー。結構高そうだなー。そろそろ忍者もあるかなー(ないない)。ヤナティさん、ブログ移転かなー。



【関連エントリー】
ファンコミ16年分の業績や生産性、従業員数などの推移をぼんやり眺めた


30年前に夢見た世界を今なお追い続ける「元大学生ベンチャー」の仲間達【リョーマ×SYN30周年イベントレポ】

シンガポールと日本を飛び回る加藤順彦さんから「今度リョーマ×SYNの30周年で集まるんだけど、ゲストとして来てみないか?」と連絡があった。

相関図や沿革図を作るきっかけは「リョーマ」

4年半前に「KLab真田さんの武勇伝と日本ITベンチャーの夜明けの話」というエントリーを書いた。このエントリーは名著『ネット起業! あのバカにやらせてみよう』を読んで、その影響を受けて書いたものである。『ネット起業! あのバカにやらせてみよう』は1990年代のネット界隈の中心を担った人達の物語であり、新しい産業に立ち向かう若者達の熱狂を感じる作品である。

その本でも中心的に扱われているのが、現在KLab代表の真田哲弥さん。その真田さんが80年代後半に立ち上げたリョーマ、そしてその後のダイヤルキューネットワーク、そしてインターネット黎明期の数々の企業の一連の流れを上記エントリーでは図にしてみた。

このエントリーは反響を呼び、当の真田さんにまで届いた。そしてそのリョーマの重要人物であった加藤順彦さんから連絡があったのが4年前。「このDVD、きっと面白いから、記事にできたらしてみて!」と渡された1枚のDVDには「リョーマ×SYN 25周年記念パーティ」と書かれていた。そして記事化したのが「今から約25年前、大阪にはリョーマがあり、東京にはSYNがあった」というエントリーである。

「リョーマ×SYN」のエントリーもたくさんの方に読んでいただき、その登場人物の方々にお会いしたり、連絡を頂いたりした。とても嬉しい経験をした。


話を戻すが、その登場人物(レジェンド)たちが一同に会する会合に呼ばれてしまったのだ。加藤さんより告げられた集合時間よりも20分ほど早く現地に到着してしまい、店の外で待っていたが、その間も参加者と思われる紳士達が次々にやってきた。集合時間の少し前に加藤さんが店から出てきたので、すかさず近づいて挨拶をし、店の中に入った。

既に店の中には10名くらいの参加者がいた。「誰?」という視線を痛いほど浴びながらカウンターでカシスウーロンを注文。普段は全くお酒を飲まないし、飲めないんだけど、4年ぶりにお酒を注文。いかに僕がテンパってたかわかるかと。

加藤さんが冒頭の挨拶とともに僕を紹介してくれた。「あの記事を書いた人かー」という声がちらほらと。DeNA共同創業者の川田さんは「君が調べるおの人かー」と声をかけてくれ、また『忍者ツールズ』のことも知ってくれていたので嬉しかった。Twitterなどでよくお見かけする元電通の田中泰延さんも優しく声をかけてくれた。多少はほぐれたが、とはいえ緊張は続き、カシスウーロンをおかわりした。


50歳にしていまだに溢れ続ける起業家マインド

司会の加藤さんのアナウンスに促され、一人ずつ店内に設置されたステージに登り、近況と5年後の夢について語る参加者達。改めて参加者リストを見てみると、約30人の参加者のうち半数が上場企業の役員だったり、上場企業の元役員だったりする。その他の方々も家業を継いで社長をしてたりする。

彼らの発表を聞きながら思ったことがある。それはみんながまだ「事業への情熱」を持っていることだ。50歳前後で、かつそれなりに資産もあるだろう。僕ならば「引退」すると思うが、彼らは「今やってる事業を5年後も伸ばしていく」「もう一回新規で事業を立ち上げたい」「上場を目指す」などの発表が続いた。全然現役なのである。根っからの起業家根性を持っている人達なのだなと思った。

最初からそういうマインドがあったのか、それともリョーマ、SYNという集団に加わったことで皆がそういうマインドになったのか。おそらく元々そういう起業家マインドを持っていた人達が、集団に加わることでさらにマインドが増大し、30年経った今も起業家、事業家マインドが血肉に染み渡っているのではないかと。

偶然か必然か、多くの大学生がその場所に集った。現在のスタートアップシーンでも「何をやるかより、誰とやるかが重要」「いる場所を間違えると何も産まれない」などと言ったりもするが、リョーマ、SYNはそれらが備わったところだったのだろう。このような奇跡はそんなに多くない。加藤さん曰く「たまたまそこにいただけで、何も特別なことはない」と。でもその「たまたま」が奇跡なんだと思う。


彼らにとってバブルは「つまらない」ものだった

参加していたリョーマ、SYNの方々と個別にお話もさせてもらった。皆さん気さくに話してくれて有り難かったです。皆さんレジェンドなので緊張したましたが、一番緊張したのはザッパラスの玉置さんでした。唯一の女性だったことと、名刺代わりの「調べるお」を全く知らなかったので、緊張しました。

皆さんと話して印象深かった話をいくつか。

「皆さん上場して凄いですね」と某参加者に話したところ、「上場自体はそんなに難しくないよ。難しいのは事業を成長させ、会社を続けること」という答えが返ってきた。リョーマ、そしてダイヤルキューネットワークと道半ばで潰れてしまった経験からか、彼らにとって「会社を続けること」の難しさというのは身にしみて感じているのかもしれない。僕個人の経験からも(上場も凄い難しいけど笑)会社を続けることの難しさというのは感じている。さらに成長を続けるというのはもっと難しい(ただ上場するのもかなり難しいと思うけど笑)。

また他の参加者がこんなことを言っていた。「若者と一緒に仕事したりするけど、最近の若者は凄いよ。彼らと張り合ってもしょうがなくて、彼らの苦手なとこをサポートするのが良い」と。この辺が他の50歳と違うとこなのかなと思った。「若いやつは全然ダメだ」と無意味に張り合う大人は多い。しかし彼らは若者を尊重し、その力を最大限発揮させるためのサポートをしている。やはりこれも30年前に彼らが「若者」だったときの経験からくる思想なのかもしれない。


リョーマが設立されたのは1987年。まさにバブルのまっただ中の時代。大学生は就職の面接に行くと「お車代」がもらえた時代で、その「お車代」だけで生活してた学生もいたという噂。そんな時代に「時給100円(笑い話として参加者が話していた)」で昼も夜も働いていた大学生だった彼ら。なんでそんな時代に働いていたんだろう?と疑問に思ったので、とある参加者に聞いてみたところ「みんな『なんか今の日本ってつまらない』って言ってたな」と。バブル時代に全国民が浮かれてた時に彼らはその状況が「つまらなかった」のだ。彼らの親達が築いた「繁栄」を楽しむのではなく、自分達で新たな「繁栄」を作りたかったのかもしれない。

前述の通り、彼らは50歳にしてまだ新たな事業作りにワクワクしている。きっと彼らにはまだその「繁栄」を作りきれてないのかもしれない。そして生を受けてる間はずっと「繁栄」を目指し続けているのだろうな。そう思った。


30年前の思い出にすがらず、彼らは常に未来を見ている

リョーマを創業し、この会の中心人物である真田さん。僕は初めてお会いしたのだが、すごく温厚そうな方で『ネット起業! あのバカにやらせてみよう』のイメージとは少し違った印象を受けた。ニコニコしながらみんなの発表を聞いている姿が印象的だったが、ひとたびマイクを握ると事業への情熱を饒舌に話す。そしてその姿をみんなが嬉しそうに眺める。誰かが言っていた。「真田さんの長い話がみんな好きなんだよ」と。

締めの挨拶で西山さん(現GMOインターネット取締役副社長)が「あの頃と基本的にみんなキャラは変わらないし、立ち位置も変わらないな」と言った。昔の仲間とはそういうものだ。現在の立場は関係ない。それがまた嬉しいし、楽しいものである。

会を通して思ったことが「彼らは過去の栄光にすがってない」ということ。リョーマ、SYNですごした日々は大切な思い出として彼らの記憶に鮮明に残ってはいるが、それはそれとして現在を生きている。過去の栄光にすがっていたら新しいことはできないし、新たな成功をおさめることはできない。30年前の日々は思い出として心の中に納め、常に先を見ているからこそ現在の彼らのポジションがある。そしてさらに先の未来を彼らは見ているのだ。



リョーマSYN30周年


※SYNの田中泰延さんによる記事も面白いのでぜひ。
午前2時のプールサイド」「100円置くのとちゃいまっせ」「雑草という草はない


SEO界隈に長年いる皆さんには馴染みのあるディーエムソリューションズが今月上場します

見逃してたんだけど、5月16日にディーエムソリューションズに上場承認がおりたんですね。市場はJASDAQ。なにはともあれおめでとうございます!

ディーエムソリューションズ

僕にとってディーエムソリューションズといったらSEOの会社というイメージで、「SEO会社がまだ上場できるんだ」と思ったのですが、目論見書見てみたら全然SEOの会社じゃなかったし、想像を遥かに超える売上高でビビったよ。

昨期2016年3月期の売上高はなんと76億円もあります。今期第3四半期累計で58億円売上高あるので、通期だと80億円を超えてきそうです。利益率はすごく低いんだけど、それも改善傾向。SEO界隈の皆さんもきっとビックリしたことでしょう。

で、SEO含む「インターネット事業」は今期第3四半期で約8.5億円で全売上高の13%程度。じゃあ残りの87%は何だ?となるわけだが、それが「ダイレクトメール事業」なわけ。ダイレクトメール事業ってこんな儲かるのかーと思ったが、知見が全くないのでなんともよくわからない。しかし「うるる」もそうだけど、いろんな事業があって面白いなあ。

とりあえず僕の住んでるとこの近くにある施設は「メールセンター」なるもののようだ。いつも「ディーエムソリューションズって書いてあるけど、何なんだろう」って思ってたんですよね。あと上場承認おりたけどまだIRページが無いけど、それは別にいいのかな?


【お知らせ】
調べるおMEET UP!やります!まだまだ参加者募集中です!!