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インターネット界隈の事を調べるお

今年で創業80年「DIY FACTORY」の大都はもうすぐ売上高30億円

モノタロウの業績が好調だってのは前からココでも取り上げてきましたが、個人向けのDIY関連ツールのECをやっている大都はどうなんだろうと急に気になりだした。1年半くらい前にグロービスが出資した時に「こんな会社あるのかー」と気にはなってたんだけど。

大都

今年で創業80周年というそこらのスタートアップとは一線を画す大都。現社長の山田岳人氏が入社したのが今から約20年前。入社時に既に危ない財務状況だったようですが、2002年に楽天市場に出店するなど早くからオンライン販売を始めてみるなど業績の立て直しに手をつくすも、2006年にいよいよ廃業の危機に。まぁその辺のストーリーについては記事末の参照リンク先をご覧頂くとして、2007年から卸事業からEC(小売り)事業に振り切り、そこからは目覚ましい成長を見せているようです。

2013年は19.8億円、2014年は25億円、2015年は27.7億円の売上高。タイトルで「もうすぐ売上30億円」って書いたけど、2016年度は既に30億円突破してるかもな。売上だけみるといつでも上場できそうな感じではあるので、さらなる成長ストーリーを描いてる最中かなぁと。事業者向けサービスや実店舗、メディアなどそれぞれのサービス名で展開してたものの、どうやら現在「DIY FACTORY」ブランドに統一をはかってるみたい。ブランド認知度を上げて、各事業の相乗効果により売上拡大!という感じかな。

山田岳人社長は3代目(2代目の娘さんの夫)社長であり、大阪の老舗企業を新たな代がネットを用いて事業を拡大するという感じが以前BASE Mag.でも紹介した「木村石鹸」に似てるなぁと思ったり。こういう会社が増えてくると面白いなー。ちなみに僕は町工場の2代目でした(関係無い)。



【参照ページ】
http://www.daitotools.com/
http://jp.techcrunch.com/2015/07/27/daito-diy-factory/
http://www.reform-online.jp/interview/6049.php
https://www.sansokan.jp/bplatz/okuradashi/diy-tool/


【関連エントリー】
モノタロウがモノスゴイって思ってZOZOと比較したらやっぱりZOZOもスゴかったお話
衣食住等のECサービスの売上ってどのくらいなんだろう


「BBMF」としてガラケー電子書籍界で圧倒的存在感を放っていたビーグリーに上場承認

昨日書いたうるると同じく昨日上場承認おりたビーグリーについて今日は書きます。このビーグリー社、かつては「ビービーエムエフ」という社名でして、ガラケー時代からの界隈のおじさん達は「あのビービーエムエフ!!」と興奮する方もいらっしゃるかもしれません。あの一時代を築いたビービーエムエフです。

ビーグリー

沿革はこんな感じ。アトラスが初期に出資してたもよう。アトラスもその後三軒茶屋の某社傘下になったり、記載してませんが某ベンチャーからも出資を受けていたようですね。ガラケー時代の香りが漂います。その後、2009年に小学館から出資を受けたりもしますが「新会社設立→吸収合併→社名変更(旧社名に)」を繰り返す難解な沿革。最終的にはリサ・パートナーズによる買収で現在の形に。大株主はリサが76%、小学館9%とこれだけで約85%となっております。社外取の佐藤さんの経歴に「ちょびリッチ取締役」という字面を見かけて懐かしくなりました。

ビーグリー

業績はこんな感じ。事実上の存続会社であるmenueの業績とビーグリーが実質に動き出した2014年からの業績を組み合わせてみました。ビーグリーになった後に下げ止まり、再び上昇させてるあたりは見事だなと。2016年12月期もそれなりに良さそうな感じで着地しそう。

最後に蛇足ですが、僕の中で「あの頃、ビービーエムエフとNTTソルマーレが電子書籍で強かった」という記憶が鮮明に残ってまして、ついでにパピレスを加えて純利益比較を簡単にしてみました。ビーグリー、ソルマーレが仲良く同じくらいの純利益でした。ちなみにビーグリーは『まんが王国』、ソルマーレが『コミックシーモア』、パピレスは『Renta!』なんかを運営してます。



クラウドソーシング『シュフティ』運営のうるるに上場承認「地味にスゴいビジネススキームに少し感動」

クラウドソーシング『シュフティ』などを運営する「うるる」に上場承認。今日は「ほぼ日」や「bbfm(近日調べる予定)」なども上場承認が降りましたが、個人的にうるるに興味があったので見てみました。

うるると言えば『シュフティ』というイメージがあったのですが、事業別の業績を見てみると「クラウドソーシング事業」の昨期の売上高は36百万円と想定外の小ささ。想定外すぎて動揺したのですが、他の事業を見てみて納得。これは地味に良く出来たビジネスモデル。めちゃ地味だけど。

うるる上場
参照元:日本取引所グループ「新規上場会社情報」

創業事業でもある「BPO事業」は現在子会社のうるるBPO社が中心となって回してるようですが、事業売上高は昨期約593百万円で経常利益66百万円。データ入力やスキャニング作業、システム開発案件などもあるっぽい。それら案件を『シュフティ』のクラウドワーカーになげたり、外部協力会社に投げたりしてさばいてる様子。

現在一番注力してるという「CGS事業」は自社運営サービスを通して案件を『シュフティ』に発注するモデル。入札情報の速報サービス『NJSS』、タブレットに手書きで書いたデータをスキャンして、自動化できない部分を手作業でデータ化する『カミメージ』、幼稚園などでの写真を販売するプラットフォーム『園ナビフォト』などを自社で運営している。『園ナビフォト』では一部クラウドワーカーのカメラマンを園に派遣したりもしてるようだ。

そんな感じで実質全ての事業が『シュフティ』と連携されており、各事業別の数値の多く(割合はわからないけど)は実質クラウドソーシング事業と言えるような気がする。データ入力などの案件は他クラウドソーシングサービスでも散見するが、ここまで作り込んで仕組み化してるのはなかなかすごい。地味にすごい。※「地味」を連呼してすみません。