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インターネット界隈の事を調べるお

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ペパボが社名変更して5年が経とうとしている

ペパボ

ペパボ2018年12月期の決算はなかなか良かった(上方修正したし)のでこの数年の挑戦の成果が一つ出てきたのかなって思います。まぁ挑戦というのは常に続けられるものなので、終わりではないでしょうが、次のサイクルが今年から始めるのかなーと予感してます。「クリエイターズネットワーク」の件も注目してる。

安定的な既存事業であるホスティング(レンサバ、ドメイン)は成長がさすがに寝てきてるが、すぐにどうにかなるようなことはなさそうな安定感。 ECの方は『SUZURI』やベーシックから譲受けた『Canvath』などが寄与して伸びている。しかしなんといっても『minne』が新たな事業の軸としてできあがってきたのが大きい。売上構成比でいうと20%近くまで成長した。



2014年4月にペーパーボーイから「GMOペパボ」に社名変更してから約5年。ペパボのこの5年の挑戦と成果は見習うとこあるなーと思ってます。なんとなく一つのサイクル(5カ年計画的なw)が落ち着いたような気が外からしたので個人的な感想をまとめてみようかと。



2013年(序章)
ペパボ創業10周年のこの年。夏には記念のイベント『ペパボ文化祭』が開催された。思えば「paperboy&co.」として一つの区切りをつけたイベントだったのかもしれない。

既存事業は堅調だが「次の一手を仕掛けないと」というとこからか、いろんな新規サービスがリリースされていた。海外では『Etsy』などが盛り上がりをみせていたハンドメイド領域には前年の2012年に『minne』をリリースして参戦してたが、この年には『cooboo』を買収するなど、ハンドメイド領域は新規事業の中でも手応えを感じてたのかもしれない。



2014年
年明けすぐに発表された「GMOペパボ」への社名変更。この社名変更は個人的に衝撃というか、なんというか。ただ、ケンタロさんの新たな決意を勝手ながら感じた。

ハンドメイドもそうだが、いわゆる「CtoC」領域も加熱してたのがこの頃。その領域にファンション特化のフリマアプリ『kiteco』を投入。しかしあえなく翌年2月に撤退。


2015年
年明けの定時株主総会で「minneへの積極投資」の方針を発表。これまでずっと安定的に高利益率を誇り、配当も高く維持されてきたが、ここで(もしかしたら創業以来最大の決断なのでは?)大勝負に出る。期初予測は利益0だったが、9月に「さらなる追加投資」を決め、赤字&無配を発表。期初の発表も驚いたし、期中の発表も驚いた。「やばい、やる気だ」と。

『minne』で勝負をかけた2015年。TVCMに『tetote』の買収。「ハンドメイド大賞」の開催など積極投資によりDL数、GMVを大きく伸ばした。


2016年
選択と集中を推めて「ブクログ」の売却などを実行。あまり知られてないかもしれないが、Wimaxの事業も翌年2月にGMO本体に事業譲渡した。ロリポ、ムームー、カラーミー、minneの4事業への集中が高まった。そんな中、2016年に地味に伸びたのが『SUZURI』。EC支援事業に含まれるこのサービスがこの年に様々な企画を催し、数字を伸ばした。今では数字的にも結構な存在感を持つまでに成長してる。


2017年
1月にロリポップのリブランディングが施行された。物心ついた時からずっと同じデザインだったが、ついに変更された。ロリポおじさんがいなくなった。

このリブランディングの意図はいろいろあるんだろうけど、僕は「toCからtoBになった」と感じた。サービスリリース当初はユーザーも個人が多かったと思うが、おそらく途中からはスモールBも多くなっていたと思う。ていうかほとんどが法人ユーザーだったんじゃないかと。その中でC向けっぽいロリポおじさんのデザインではなく、現状に即した「B向けっぽいデザイン」に変更したんだと。中の人たちや長年のファンの想い入れも強いデザインだったとは思うが、良い決断だと思った。

『minne』は成長を続け、ついに年間流通総額が100億円を突破した。


2018年
『minne』の流通100億突破という嬉しいニュースの横で、厳しいニュースから始まった2018年。

前年からのリブランディング運動は続き、この年はムームードメイン、カラーミーショップも長らく使用していたデザインからモダンなものへと変更された。その影でカラーミーのモール機能でもある『カラメル』がひっそりと終了した(9月)。



というわけで長々と書いてしまいました。





渋谷ネット系ベンチャー地図2019新春

渋谷ネット系ベンチャー地図2019新春

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

しかし早いもので、このブログを開始してもうすぐで8年目になります。渋谷地図を描き始めてからも今回で6回目になるわけで、けっこう渋谷のベンチャーの移り変わりもあるもんだなぁと思ったりしています。

渋谷再開発が徐々に終わってきています。来年の地図は一変してる可能性があります。南平台、道玄坂周辺に散らばっていたサイバーエージェントがAbema Towers渋谷スクランブルスクエアに集結し、セルリアン向かい側あたりのGMOグループが渋谷フクラスに移動。ミクシィ、Google、デジガレ、VOYAGEなども新築ビルに移動が予定されてます。

問題なのが、それらのメガベンチャーが入居していたビルの跡地。それなりの規模感ある会社じゃないと入れない物件ばかりなので、どうなるのか読めない。来年新春の渋谷地図がどうなるか楽しみ。


【過去の渋谷地図】
2017年1月の渋谷ネット系ベンチャー地図
2017年1月の渋谷ネット系ベンチャー地図
2016年1月の渋谷ネット系ベンチャー地図
2015年1月の渋谷ネット系ベンチャー地図
2014年1月の渋谷ネット系ベンチャー地図
1999年(ビットバレー)頃の渋谷ネット系ベンチャー地図


【今回も参考にさせていただきました】
オフィスビルの入居テナントについて調べるお



本郷三丁目秋葉原ネット系ベンチャー地図2018冬

“本郷三丁目秋葉原ネット系ベンチャー地図2018冬”

メリークリスマス!!!

というわけで、祝日ではありますが、かまわず更新しようと思います。今日は本郷三丁目、秋葉原、御茶ノ水あたりの地図になります。本郷や神保町あたりはかつて描いたことあるのですが、「秋葉原はまだか」という声がチラホラ定期的にあがっておりまして、今回満を持して。とはいえ秋葉原だけだと少ないので、ちょっと今回は広範囲でやってみました。

本郷三丁目周辺のベンチャーは「東大出身起業家」が多いのが特徴。また秋葉原はエンタメや技術系の会社や分室が多いのかな。という雑な考察で今回は締めたいと思います。



年内あと2つ。いけるかな…。