世界の検索エンジンシェア2位のBaiduの好業績と4位のYandexの話
http://jp.moneycentral.msn.com/investor/invsub/results/statemnt.aspx?symbol=US%3ABIDU
2010年3月(噂はもっと前からあったけど)に中国からの撤退を発表したGoogle。それまでも中国検索エンジンシェアはBaiduが圧倒的だったのですが、これを境に一層Baidu一色の様相を呈していました。業績を見ると2010年から飛躍的に向上しています。元々圧倒的シェアを持っていたわけなので、業績に凄い影響を与えるとも思えないけど、それでもやっぱりGoogle撤退は追い風には違いないわけで、2011年、2012年とさらに業績を向上させています。利益率は約50%というのがまさに独占感溢れる感じ。
日本での活動は今ひとつな感じが否めないBaiduですが、本体は安泰といったところ。
もう一個海外の検索エンジン絡みで興味をひいた記事が。
「ロシアの検索エンジンYandex、Bingを抜き世界シェア4位に浮上」
てっきりGoogle、Baiduに次いで3位になったのかと思ったら、Yahoo!が3位にいるんですね。
Yandexはロシアの検索エンジンでNASDAQにも上場しています。Googleのシェアが滅茶苦茶高いヨーロッパですが、ロシア語圏の一部ではYandexが健闘しています。ロシア(Yandex:72.27%、Google:25.24%)、ベラルーシ(Yandex:56.28%、Google:42.84%)、ウクライナ(Yandex:41.96%、Google:55.97%)あたりではYandexがシェアトップ、もしくはGoogleに肉薄したシェアを持っています。
Yandexの業績も調べてみました。
http://jp.moneycentral.msn.com/investor/invsub/results/statemnt.aspx?symbol=US%3AYNDX
2008年くらいはBaiduの半分くらいの売上規模だったYandexですが、2011年には3分の1以下に。ロシアのインターネット普及率はまだ低いようなので、これから巻き返していけるかな?
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・ロシア最強の検索エンジン
・Gemius Ranking
・ヨーロッパ各国の検索エンジンシェア