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インターネット界隈の事を調べるお

『FxCamera』買収とストレージの件

Androidの人気カメラアプリで既に1,500万ダウンロードされているという『FxCamera』をビットセラー社が事業買収したようです。『FxCamera』は元ミログの山下盛史氏が個人でやっていたプロダクト。買収したビットセラーは元アトランティス社長室長の川村亮介を中心として起業したスタートアップ。モバイル向け写真保管サービス『Cellar』を4月にリリースするという。この買収によって山下氏はビットセラーの取締役に就任しました。

買収額は明らかにされていないが、TechCrunchによると「たいした金額ではないんじゃないか」とのこと。理由はビットセラーがスタートアップだから。まぁ、仮りにグリーのアトランティス買収の際に株を持ってたとしても多くて1%くらいだと思うから、2,000万円程度。そこから『FxCamera』買収資金はそんなに出せないだろうし、おそらくビットセラー社の株の譲渡とかで成立したんだろうなと推測。

今や5,000万人のユーザー数と言われる『Instagram』がFacebookに約800億円で買収されたわけですから、1,500万ダウンロードの『FxCamera』はその3分の1程度の価値があっても良いような気もするのですが・・・。


余談ですが「早川氏がアトランティス株をどれくらい持ってたのかなぁ?」と思って、アトランティス社の事を少し調べたんですが、役員の入れ替わりが激しいですね。Internet Archiveで過去のサイトを見たけど、社長以外が結構変わっているようです。あと、グリーに売却時に社長の持ち株は約47%くらいのようなんですが、その他ってどこが持っていたのでしょうかね。e-まちタウンが13%くらい持ってたっぽいけど、それ以外にあと40%もある。事業提携してたマイクロアド、社長のバックボーンであるオークファン、リサイクルワンあたりかな。あとは個人投資家として元Yahoo Japanの佐藤完氏も持ってたかもしれない。佐藤氏は今はネットエイジのアドバイザーに名を連ねている。(余談終わり)


今回のビットセラー社の『FxCamera』買収は新サービス『Cellar』との連携という目的がわかりやすい。『Instagram』についてはこちらで少し書いたので、もしよろしければ。

データストレージサービスはいろいろありますが、「溜めて、見せる」というのが直近のトレンドと言えるかもしれない。

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というわけで、ウチでもデータストレージとWebボックスと『gumroad』のような個人販売サービスを組み合わせたような何気に凄いサービスをリリースしましたので、ぜひとも使ってみてください。現在キャンペーン中



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