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B向けサービスに詳しい「インプットをアウトプットするブログ(ダシイレ)」の鈴木さん(ダシイレ)にインタビューしてみた

インプットをアウトプットするブログ」というブログがあります。ブログ名が長いので界隈では「ダシイレ(出し入れ)」と呼ばれ、著者の鈴木さんは「ダシイレさん」と呼ばれています。そんなダシイレさんは個人ブログの他にTHE BRIDGEにて国内外のB向けサービスの記事を書いていたり、Facebookグループ「B2B Tech Research」を運営してたりします。本業はB2Bスタートアップのインキュベーションarchetype所属。

1年半前にそのダシイレブログから取材を受けたんですが、今回は逆に僕がダシイレさんをインタビューしてみました。謎のベールに包まれたダシイレさんの正体が暴かれる!?

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ダシイレ

大柴:急にすみません。インタビューってこれまで受けたことありますか?

ダシイレ:初めてっすね。

大柴:そうなんですね。でも最近家入さんからも「会いたい」とか言われたり、太河さんからお茶とかランチとか誘われたり、存在感を増してきてるような気がします。

ダシイレ:いやいや。

大柴:ところでダシイレさん何歳ですか?

ダシイレ:29歳です。

大柴:意外と若いんですよね。僕より10歳も下なんだなぁ。さてダシイレさんは仙台出身ですが、何歳まで仙台にいらしたんですか?

ダシイレ:20歳ですかね。工専に通ってたんで、卒業まで仙台にいました。

大柴:工専出身なんですね。何の勉強をしてたんですか?

ダシイレ:情報工学科だったんでプログラミングやネットワークやらを勉強してました。あとはロボットとかも。

大柴:へええ。そういうのが好きだったんですか?

ダシイレ:中学1年くらいにパソコンが我が家に導入されたんです。それで興味を持ったというのがあります。ただそれよりも就職率が高くて、手に職がつく、学費が安いなどの理由で工専に進んだ感じです。結局プログラミングは僕には合わないなって結論に。在学中、ほぼプログラムを書かずに卒業しました(笑)。

大柴:なるほど。工専を卒業し、上京ですかね。

ダシイレ:はい。就職で東京に。一部上場の医療機器メーカーにフィールドエンジニアとして就職しました。

大柴:フィールドエンジニアってなんですか?

ダシイレ:医療機器を販売した先を回って点検したり、設置したり。そういう仕事です。作業着を着て、社用車で回っていましたね。

大柴:なるほどー。

ダシイレ:でもエンジニア的な仕事が嫌で、1年半で辞めました。そんな時に先輩の彼氏がリクルート系の会社で働いていて、その人の話やエージェントの話を聞いてると「その会社良さそうだな」って思ってきて入社しました。職種は営業です。求人広告の営業をやりました。

大柴:営業なんすね。

ダシイレ:人とふれあえる仕事をしたかったので。実際仕事は楽しかったんですが、不景気の影響もあり、1年半くらいで会社を去ることになりました。あと、営業を頑張りすぎて右膝を痛めました。

大柴:右膝(笑)。

ダシイレ:今も痛いんですけどね、右膝。で、その後、ERP(統合業務システム)などの事業をやっている会社に入社しました。そこには4年いたのですが、最初の3年は営業、後の1年は新規事業をやっていました。

大柴:なるほど。新規事業を担当するにいたった経緯はどんな感じですか?

ダシイレ:2011年晩秋に社長から全社員に「スマホの新規事業プランを募集します」とお達しがあって。それで家族向けクローズドSNSの企画を提出したところ採択されてしまって。営業をしながら企画や開発を進めて、2012年9月にリリースしました。アクティブ率や継続率は良かったものの、凄い伸びであったり、マネタイズには苦戦しました。

大柴:なるほど。

ダシイレ:そんな中でC向けサービス経験者が社内にいなかったし、ネットで調べるようになったんです。そのうちスタートアップであったり、VCに興味が出てきました。

大柴:ふみふむ。

ダシイレ:右から左に抜けていく情報が多くて、咀嚼しながらじゃないと覚えられなくて。自分の中に取り込んでいかないとな、と。でもそれだけでは続かなくて、アウトプットしていかないとダメかなと。それでブログを始めたんです。

大柴:それで「インプットをアウトプットしていくブログ」なんですね。

ダシイレ:はい・・・。

大柴:当時、サイプロさんとかソシャップさんとか、有名なブロガーが出てきた時期ですよね。

ダシイレ:はい。特にサイプロさんはブログきっかけで転職したりして「良いなー」って思ってました。そしたら僕のところにも連絡がきたんです!!

大柴:きた!

ダシイレ:2013年4月からブログを始めて、7月にウォンテッドリーの記事を書きました。それをウォンテッドリーの仲さんが発見したらしく、その記事をアーキタイプの中嶋さんに紹介したらしいんです。それを見て、中嶋さんが問合せフォームから連絡がきました。

大柴:へー。

ダシイレ:最初ランチして、そのあと何度か飲みに誘って頂いて。「ウチで働かないか」とオファーを頂き、10月にアーキタイプに転職しました。

大柴:なるほどなるほど。ではブログがブレイクしたのもそのウォンテッドリーの記事なのですか?

ダシイレ:いや、もっと前にLINE HOMEについての記事がありまして、それが最初のブレイクです。今ではやらなくなった煽りタイトルですね(笑)。

大柴:なるほど(笑)。なんで煽らなくなったの?

ダシイレ:投げた石は必ず返ってくるから・・・。

大柴:なるほど。わかります。

ダシイレ

大柴:ところで、なんでB向けサービスに注目してるんですか?

ダシイレ:前職でB向けサービスを売っていたってのが大きいんですが、B向けサービスって基本は課題解決型のアプローチが多いんです。でもみんなその課題が重要なのか、大きい問題なのか、そもそも市場がどのくらいなのかとかわかりにくい。新サービスがその課題を解決できるかもわからない。でも僕は社内向けサービスならばだいたいわかるので。使命感というか。

大柴:なるほどねー。

ダシイレ:FacebookグループやBRIDGEの記事で国内外のB向けサービスはだいたい見てきました。国内外のサービスの差分なんかもわかるようになった気がします。

大柴:なるほど。

ダシイレ:そんなとこから、日本でまだ知られていないサービスを紹介することによって、どこかの企業がそういうサービスを作ったり、ローカライズすることにより、多くの人達の業務が改善されたり、効率化されるといいなと思ってます。

大柴:なんか良いこと言ってますね。

ダシイレ:はい。良いこと言ってます。

大柴:最近はAndreessen Horowitzばかりまとめてますが、何でですか?

ダシイレ:ヤフーのおざーんさんが何かのイベントで「海外VCのポートフォリオを超研究した」って言ってて、とても納得感あって。それでトップVCであるAndreessen Horowitzをウォッチしてます。

大柴:なるほど。では最後に今後の展望は?

ダシイレ:現状に不満は無いのですが、いつか起業したいと思ってます。もちろんB向けサービスで。



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