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7年前のIT業界の本が出てきた かつて同じチームで今は管理部にいる人の机の上に前に僕が貸した本があったので引き取ってきました。懐かしい。最新図解でまるわかり!IT業界儲けのカラクリ7年前くらいに買った本。全然業界の事がわからなかったので、本屋さんで「わかりやすそうな」やつを購入した記憶が。ネット系の会社がたくさん紹介されているので、「こんな会社もあるのかー」って読んだ覚えが。当時は先入観とか予備知識もないので純粋に「なるほどなー」って読んだと思うんだけど、今改めて見てみると凄い。この本自体は2005年10月発売のようですが、ネットバブル崩壊後の小泉政権時代。ライブドアなどの露出によって株価が盛り上がってた頃に書かれた本なのでイケイケな感じがします。「儲けのカラクリ」とタイトルにはあるけど、実際はIT系会社紹介って感じの本。「多角化していく注目のネット財閥16」とか「今が旬!期待の成長企業」とかの項目があるのですが、会社経営の怖さを感じずにはいられません。「7年でこんなに変わるのか・・・」と身震いします。最初の項目「多角化していく注目のネット財閥16」に取り上げられている16社がこちら。1.ソフトバンク2.ライブドア3.楽天4.サイバーエージェント5.SBIホールディングス6.インデックス7.GMOインターネット8.デジタルガレージ9.イー・アクセス10.フォーサイド・ドット・コム11.インターネット総合研究所12.オープンインターフェース13.フュージョンパートナー14.セブンシーズホールディングス15.クインランド16.アクモスソフトバンク、楽天、サイバー、GMOなど今もIT業界の主軸を担っている企業もあれば、現在は無くなってしまった企業も・・・。さらに続く「今が旬!期待の成長企業」の項の上位企業がこちら。・アイ・シー・エフ・ライブドアマーケティング・SDホールディングス・ドリームテクノロジーズ・ビービーネット・バーテックスリンク・メッツ・マクロミル・デジタルデザイン・クレイフィッシュ当時の情勢はよくわかりませんが、著者の方が「期待してた」企業なのでしょう。マクロミルさんとか堅調なとこもありますが。会社を設立して10年持つのは全体の○%と言われますが、検索すると6%とか70%とか幅がありすぎて正しい数字はわからないけど、いろいろ大変なわけですよ。移り変わりの早いIT業界では特に大変だよなぁとか思ったり(他業種も勿論大変です)。流行が素早いサイクルで変わるので、コア事業だけに集中しているのが怖くて多角化するのかもしれないけど、「どこに軸足を置くのか」というのが大事で、そこがブレない多角化は比較的上手くいきやすいのかな?と感じたり。リクナビNEXTにあった『「10年以上生き残る会社」の条件』って記事の方が参考になると思いますのでご紹介まで。しかし、実際「会社の10年後の生存率」ってどのくらいなんでしょうかね?6%とかは煽りだと思うけど、70%は高過ぎのような気もしますが・・・。というわけで懐かしい本が出てきたよ、ってお話でした。 http://takanoridayo.blog.shinobi.jp/Entry/72/7年前のIT業界の本が出てきた