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インターネット界隈の事を調べるお

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「永年勤続者の表彰」の話題を眺めながらGMOインターネットの山あり谷ありの20年を感慨深く見てみた

GMOには勤続10年の人を表彰する制度(永年勤続感謝の会)があり、毎年この時期になるとGMOの方々がFacebook等にその様子を投稿していて、それを眺めながら「10年勤続の人があんなにいるのはすごいな」と思ったりしておりました。

今年もその季節がやってきて、SNSにもちらほらとその様子が投稿されていました。どうやら今年は「勤続20年」の方もいるらしく、GMOの歴史の長さを感じました。

GMOインターネット

GMOの基礎を築いた「interQ」がスタートしたのが95年。ちなみに95年度のGMO(当時ボイスメディア)の売上高が2,500万円、2,800万円の経常損失という業績。しかし翌年度は売上高も一気に5億円を超え、黒字化も達成。上場に向けて加速し始めたあたりに入社した方が「勤続20年」になるわけですかね。

そして「勤続10年」の方々に関してはGMOが消費者金融における「過払い金」問題のまっただ中にいて、2期連続の大幅な最終赤字だった頃に入社されたわけで、熊谷さんの「一番苦しい時期を一緒に乗り越えて来たみんなのお顔を見ていたら…ただただ感動して涙が出て来て止まらなかった」というのもとても理解できます。

2006年〜2010年くらいのGMOが一番苦しい時を遠目で見ていただけに、なんとなく僕も感慨深い気持ちになりました。事業的にはサーバーやドメイン、ECなど安定感あるものが多いGMOグループ。個人的には「ストック型の鬼」と呼んでいますが、会社の歴史は山あり谷あり。20年もやってればそりゃ山も谷もありますよね。


【関連エントリー】
「Fintechの雄」GMOペイメントゲートウェイの見事な業績推移と意外と知らない沿革
「teacup」「ヤプログ!」のGMOメディアが上場するらしいので沿革を図にしてみたよ
ネット企業事業別売上構成「今昔物語」



【第4回】ベンチャー企業の決算説明会資料で個人的に気に入ってるもの2017新春

4回目になった定番「決算説明会資料」シリーズ。今回は7社だけ紹介します。もはやネット系以外もちらほら。次回は「ネット系以外の」になるかもしれない笑


1.アトラエ
アトラエ

去年上場したアトラエ。一般的なものよりも横が長い(縦が短い)サイズが特徴的。資料は深緑を基調にシンプルな色使い。イラストも良い感じ。


2.Gunosy
Gunosy

好決算のGunosy。情報量は結構多く、細かく作られている印象。


3.ユーザベース
ユーザベース

「SPEEDA」「Newspicks」のユーザベース。SPEEDA感あるネイビー、グレーな配色が良い。


4.LITALICO
LITALICO

個人的には今回一番好きな資料。基本はグレー配色なんだけど、ポイントで色を使っていて、カラフルだけどうるさくない。ところどころでかわいい。


5.ネクスト
ネクスト

好調な業績を反映するかのような勢いある資料。文字も図も強い。右肩上がり矢印に太字ドーンみたいな。こういう勢いも嫌いじゃないです。


6.ベガコーポレーション
ベガコーポレーション

多くの部分で水色のテキストを使い、爽やかな統一感があります。シンプルで良い。


7.インタースペース
インタースペース

アフィリエイト老舗のインタースペース。もっと強い感じの資料かと思ってたけど、意外とガーリーな色使い。女性向けメディアなどに注力してるからかな。



今回は以上です。以下がこれまでの「決算説明会資料」シリーズです。
【第1回】2014年9月公開(スタートトゥデイ、エニグモ、ユナイテッド、サイバー、リブセンス、DeNA、GMO PG、アドウェイズ、CROOZ)
【第2回】2015年8月公開(コロプラ、リアルワールド、弁護士ドットコム、ザッパラス、セレス、イード、オールアバウト、メディアドゥ、さくらインターネット)
【第3回】2016年4月公開(ブランジスタ、ベクトル、ペパボ、ピクスタ、ガイアックス、ロックオン、ファンコミ、メドピア、フルスピード)



2016年上半期マザーズに上場した会社の公開日と現在

1月19日です。「キングダム」の最新刊が発売されたので電車の中で読んできましたが、今巻は面白かったです。さてその話は置いといて、昨年2016年に上場した会社の初値ってどうだったのかな?そんでもって今はどうなのかな?とふと思いまして、ちょっと調べてみました。下半期に上場した会社はまだ期間もあまり経ってないので「2016年上半期にマザーズに上場した会社」だけをピックアップして調べてみました。たぶん抜け漏れ無いと思います。

2016年上半期にマザーズに上場した会社

2月末に我らがはてなが上場し、6月28日のベガコーポレーションまで25社。様々な事業をやってる会社が上場しました。公開日終値で公開価格より一番高騰したのは「キャリコネ」「Voxer」のグローバルウェイ。公開価格の4.83倍の値をつけました。次点ではてなの3.38倍。

公開日終値ベースで一番時価総額が高かったのが548億円のストライク。M&Aの仲介事業などをやっている会社で上場直前期である2015年8月期は売上高14億円、経常利益5.4億円という規模感。

公開日(終値)と現在(1月18日終値)を比べて一番上がったのはエボラブルアジアの3.39倍。オンライン旅行事業とオフショア開発で知られる会社。エボラブルアジアの時価総額は480億円。

というわけで、特にオチがあるわけではありませんが、2016年上半期にマザーズに上場した企業のあれこれをざっと調べてみました。先日のセントレックス上場会社の時にも感じましたが、世の中いろんな事業がありますね。