忍者ブログ

インターネット界隈の事を調べるお

東証二部に市場変更するアウンコンサルの業績を久しぶりに見たら「気合いと根性」を感じたという話

アウンコンサルティングが東証二部に市場変更というリリースが出てました。いわゆる「10年ルール」に基づいた変更とのこと。というわけで超久しぶりにアウンの業績を見てみたところ、2014年から黒字化してたんだなぁ。2016年5月期は黒字額も増えてるし、復活の兆しが見えるような。

アウン

アウンの15期分の業績推移なのですが、やはり2007年〜2008年がすごい。2004年くらいからSEOが過熱してきた感あって、特にヤフーがYSTを導入し、ディレクトリ型からロボット型にサービスをシフトしていったあたりがとても熱い。2007年〜2008年はフルスピードもこの10年で一番利益を出している時期であり、いかに業界が熱かったかの一端がわかるのではないかと。アウン、フルスピはよく競合したなぁ。あとアクシスとかアイオイとか。

2007年12月に発表された「シリウスのモバイルSEO事業譲受」の件は当時界隈では結構話題になりました。iPhone3Gが発売されるのは2008年夏。ガラケー全盛の時代であり、有識者も「スマホってくるのかね?」と言われてた時代。とは言え譲受額8億5,000万円はちょっと驚きでした。

さぁ、そして旧来のSEO業界が斜陽をむかえる頃、アウンは「訪日」「海外」をキーワードに事業をシフトしていきます。今となっては誰もが「訪日」を唱えていますが、2008年くらいに「訪日」を口にしてたのは早いなぁと。とは言え苦しい時期が続き4期連続の赤字などを経て2014年5月期には黒転。いやけっこう大変なことだと思うんですよね。気合いと根性を感じる。
去年から始まったフィリピンでの不動産事業や越境ECなどなど、蒔いた種がどうなっていくのか楽しみではあります。




【調べるお注目キーワード】
渋谷ベンチャー ミクシィ決算 関西出身起業家 京大出身起業家 メタップス沿革 イトクロ上場 HOMES業績 モノタロウ業績 ベンチャーの創業メンバー