クラウドソーシング『シュフティ』運営のうるるに上場承認「地味にスゴいビジネススキームに少し感動」
うるると言えば『シュフティ』というイメージがあったのですが、事業別の業績を見てみると「クラウドソーシング事業」の昨期の売上高は36百万円と想定外の小ささ。想定外すぎて動揺したのですが、他の事業を見てみて納得。これは地味に良く出来たビジネスモデル。めちゃ地味だけど。
参照元:日本取引所グループ「新規上場会社情報」
創業事業でもある「BPO事業」は現在子会社のうるるBPO社が中心となって回してるようですが、事業売上高は昨期約593百万円で経常利益66百万円。データ入力やスキャニング作業、システム開発案件などもあるっぽい。それら案件を『シュフティ』のクラウドワーカーになげたり、外部協力会社に投げたりしてさばいてる様子。
現在一番注力してるという「CGS事業」は自社運営サービスを通して案件を『シュフティ』に発注するモデル。入札情報の速報サービス『NJSS』、タブレットに手書きで書いたデータをスキャンして、自動化できない部分を手作業でデータ化する『カミメージ』、幼稚園などでの写真を販売するプラットフォーム『園ナビフォト』などを自社で運営している。『園ナビフォト』では一部クラウドワーカーのカメラマンを園に派遣したりもしてるようだ。
そんな感じで実質全ての事業が『シュフティ』と連携されており、各事業別の数値の多く(割合はわからないけど)は実質クラウドソーシング事業と言えるような気がする。データ入力などの案件は他クラウドソーシングサービスでも散見するが、ここまで作り込んで仕組み化してるのはなかなかすごい。地味にすごい。※「地味」を連呼してすみません。