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インターネット界隈の事を調べるお

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インドでのEC各社の競争激化と高まる注目

インドネット通販サイト
参照元:http://www.crunchbase.com/

度々取り上げているインドネシアのEC市場も熱いですが、インドも当然盛り上がっています。今日ebayが印スナップディールにVC数社とともに1億3380万ドルを新たに出資すると発表がありました。ebayは去年にもスナップディール社に出資をしており、今回は2回目。スナップディール以外にも競合サービスが軒並み資金調達してて、注目がいかに高いかを物語っていますねー。

インドのネット通販市場は現在約10億ドルで、2023年には560億ドルになるとのこと。「現在」ってのは2013年3月期のことかな。もう既に15億ドル〜20億ドルくらいの市場になってそうな気がします。Alexa的に業界3位のスナップディールが「2014年3月期通期の売上高が5億ドルに達するペースで推移している」らしいし、2011年3月に業界トップと思われるフリップカート社は「3年後に10億ドル目標」と言っていたことからもやっぱり20億ドルくらいありそうだなぁ。

フリップカートはミントラを合併したいらしいし、Amazonも本格進出してきた。ebayとしてはスナップディールを担いでシェアをゲットしたいんだろうな。図で2012年のとこの「好きな通販サイト」でスナップディールは2%も回答を得ることができなかったけど、クーポンサイトからのpivotの渦中だったのでしょうがないかも。実際Alexa見ると、そっから劇的に上昇してる。勢いは一番ありそう。


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過熱するインドネシアCtoCコマース界隈をざっくりと

FacebookによるWhatsApp買収に沸く中、アイレップから出たプレスリリースをぼんやり眺めていました。

アイレップがBukalapakと提携ってちょっと不思議な気もしたのですが、去年現地に子会社(五反田電子との合弁)を作ってたし、これからもっと積極的に投資していくかもしれませんね。BukalapakのSEMを請け負うらしい。さすがアイレップ、ブレがない。

そんな感じで盛り上がるインドネシアCtoCサービスですが、取り急ぎ大きなとこをまとめてみました。

インドネシアCtoC
参照元:
http://thebridge.jp/2013/03/popular-online-shopping-platforms-in-indonesia-2
http://asean-tech.blogspot.jp/2014/01/investindonesia2013.html
http://thebridge.jp/2011/07/batavia-incubator
http://ameblo.jp/hilogu/entry-11630793839.html

『Kaskus』はコミュニティサイトなので、その中で「売ります買います」が行われているらしい。『Berniaga』も似てるかな。クラシファイド的なサービス。海外では昔からクラシファイドって人気だよなぁ。日本在住の外国人向けサービスにもクラシファイドってだいたい設置してあるし。

インドネシアには財閥があるので、それらの動きも注目したいところ。特にタバコ関連で財を築いたDjarumはインターネット分野への投資も積極的らしい。でも『Tokopedia』に出資しているIndonusa Dwitamaなど他の財閥、コングロマリットもこれからインターネット分野に投資していくだろうなぁ。

CtoCコマースはもうしばらくシェア争いをしそうだけど、次の競争の場としてベビー用品ECの分野もにわかに熱を帯び始めていますね。


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アジアの連続起業家が次に狙うのは「子供・ベビー用品EC」

アジア子供、ベビー用品EC

今年になって海外ネタばかりで恐縮ですが、アジアで子供・ベビー用品のECが激しく盛り上がってきてるようです。先日取り上げたインドネシアの『Bilna』に続けとばかりに、今度はインドの『FirstCry』が1,500万ドルの資金調達を発表しました。シンガポールのテマセクと子会社バーテックス、そして既に過去に出資していたIDG、SAIFの2社も追加で出資したようです。IDGはQihooやGREEが買収したFanzioに出資してたことで有名です。

『Bilna』も『FirstCry』も創業者はそれぞれ過去にEXITを経験している実績ある起業家。その彼らが次に目をつけたのは子供・ベビー用品のECサイト。ベトナムの『Tã Em Bé』シンガポールの『White As Milk』など、東南アジア各国で同種のサービスがメディアで取り上げられたりしています。

今後、競合の出現や大手の進出など激しくなってくると思うけど、先行のドメスティックサービスがどんな戦いをしていくか楽しみ。


ちなみにアメリカではオムツに特化した『Diapers.com』というサービスが凄い勢いで伸びてるらしい。

オムツでアマゾンに追いついたベビー用品サイト「Diapers.com」[ネットコンシェルジェ]

局地戦ではスタートアップにも勝機があるってことを証明している感じでうれしいところ。ところで日本製のオムツってのは海外でも人気らしく、特に中国の富裕層からは絶大な支持を集めていると聞いたことがあります。オムツ、熱い!



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