「好調」とよく聞くけど、あまり知らなかったオプトをざっくり調べてみた
というわけで、昨日「クロスフィ二ティが台湾でSEO事業を始めるよ」というプレスリリースを見たのでオプトを少し調べてみました。これまで知らなすぎた、オプト。
オプトと言えば1月末に「電通との提携見直し」を発表して驚いたのですが、有識者の方々の意見を聞いていると、どうやら「オプトから離れた」らしい。天下の電通から自ら距離を置くとは・・・さすが好調の会社は違うなと思ったわけです。
図を見てわかる通り、これまで売上の40%は電通へのものだったオプトですが、提携見直しの影響で2013年期は170億円くらいの電通との取引が減ってしまうようです・・・。徐々に電通との取引額を下げていっての「見直し」ではないんですね。でも「170億円下がってしまいそうだけど、120億円なんとか上乗せするぜ!」という予測をたてているあたり、オプトの勢いを感じます。すごいぞ、オプト!
オプトの事業構成は「広告、ソリューション」「データベース」「S&C」「海外」の4つのセグメントに分かれます。売上を作る「広告」、「利益率が高く注目度の高いデータベース」「売上の伸びが大きい海外」「子会社におまかせのS&C」という感じ。
海外売上は以外な程大きい。Qで14億円もある。好調と噂のデータベース事業の約2倍。韓国方面のeMFORCE、Chai Communication、タイを中心としたASEANへはMCN Asia HDという分担でしょうか。前述のクロスフィ二ティの台湾進出も海外事業の一つ。「この時期にSEOで海外?」と少し謎な部分もあるけど、SEOの先にはSEMなどもあるし、クライアント開拓としてはとっつきやすいのかもしれないなぁとか思ったり。
現在ジャスダックに上場しているオプトですが、今年は東証への市場変更を画策しているようです。業績ともども注目の企業の一つです。ちなみに株価も好調。何となく似てるイメージの3社を比べてみましたが、やはりオプトが頭一つ抜けているような感じです。なるほど。まぁ、ネット広告系は比較的どこも好調な感じですね。
ところでオプトの鉢嶺社長が「言いたい事を難しい言葉を使わず図にしてわかりやすく」といった趣旨のブログを書かれていたので、少し緊張しながら図を描きました。自意識過剰でスミマセン。
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