エイベックスが12期ぶりの最高益っていうので12期前のエイベックスを調べてみた
サイプロさんの記事「avexが過去最高売上&過去最高利益を更新!なんとBeeTVが頑張ってる」や、その他Facebookなどで昨日から話題になっていたエイベックスの好決算。音楽不況が叫ばれる中で、BeeTVの活躍などで過去最高益を達成するなど、エイベックスの検討が光ります。
で、12期ぶりに過去最高益っていうんで、12期前(2000年4月~2001年3月)にエイベックスに何があったのか調べてみました。てっきり小室ファミリー時代(96年くらい)が最高だったのかと思ってたのですが、それよりも浜崎あゆみの方が凄かったみたいです。たしかに買った。
この期間に浜崎あゆみは8枚ものシングルを発売しています。そのうち「SEASONS」「SURREAL」「M」「evolution」「NEVER EVER」の5枚が初登場1位、その他の3枚も2位と3位。まさに無双。
そしてアルバムも2枚出しています。何と言っても宇多田ヒカルの「Distance」と同じ発売日で対決ムード満載で発売された「A BEST」が424万枚の超大ヒットとなったのが大きい。どうやら浜崎あゆみ自身はベスト版の発売は嫌だったらしい。けどライバルに負けられないという意識と過去最高益への秘密兵器としてエイベックスとしてはこの時期に発売したかったのかなぁ。
2000年のアルバム売上上位には浜崎あゆみの「Duty」がダブルミリオン、「LOVEppears」がミリオン、鈴木あみ「infinity eitghteen vol.1」もミリオンと上位にランクイン。Every Little Thing「eternity」も96万枚とほぼミリオン。これらは単価の高いアルバムだから、当然売上も利益も高くなってくる。
2001年は浜崎あゆみの「A BEST」が前述の通り424万枚のモンスター級の売上を記録したけど、その他アルバムでミリオン達成したのはDA PUMPのベストアルバム「Da Best of Da Pump」が128万枚にいったのみ。このあたりから音楽業界が苦境に入ってくるのかもしれない。
ちなみに昨年2012年のアルバム売上トップはミスチルのベストアルバム。1位2位を独占しているけど、2枚合わせて217万枚。3位のAKB『1830m』が約103万枚、エイベックス勢ではEXILE『EXILE JAPAN/Solo』が76万枚でトップ。「言っても結構売れてるんだな」という印象もあるけど・・・。
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