好調エニグモが高利益率をキープしたまま、満を持して世界展開を開始
さて、エニグモの第二四半期についてのベンチャーナウの記事をツイートしたら、思いのほかファボられたのでもうちょっと調べてみました。
>エニグモ、2Q経常67.4%増 ― 「BUYMA」会員数142万人超 [Venture Now]
『BUYMA』の商品取扱高は約71億円(前年同期比27.9%増)、売上も同31.8%増の約8億円と好調のようです。下記は過去6期分の数値。
一時期は売上の大きな割合を占めていたと思われる広告事業(プレスブログ)から撤退してから利益率が飛躍的に改善し、現在では経常利益率40%超えです。創業事業である『BUYMA』のリニューアルからの選択。選択と集中の成功例と言えるでしょうね。現在では写真共有サービス『STULIO』をSNSコマースへのリニューアルを行っている真っ最中。近日公開予定のようです。
『BUYMA』『STULIO』は海外展開も視野に入れているようで、既に韓国に子会社を設立し『BUYMA KOREA』を展開。『STULIO』もゆくゆくは海外展開していきたい感じ。昨年末に出資したImage Network社からは『Avenue・K』というサービスも立ち上がっているようで、北米、欧州方面にも進出したい意向がうかがえます。Image Network社が保有している『Kaboodle』の名前が決算説明資料に一文字も出てこないのが些か寂しいところですが・・・。
5年後は数百億円規模まで海外展開していくのが目標のようです。プラットホームがしっかりして、運営がきちんとしているので、そのへんが世界で評価されると拡大しそう。日本的運営がカギかもしれないなぁ、なんて。あれですよ「お・も・て・○・○」です。
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