好調アルファポリスを牽引する「漫画」領域は前期比3.3倍の売上
一昨年の上場時に一度触れたアルファポリス。今日2016年3月期の本決算が出たので見てみました。1月に上方修正したくらい好調っぽいですが、その好調を牽引してるのが「漫画」と「文庫」販売のようです。文庫は前期比約2倍、漫画は3.3倍の売上に。一方ラノベはやや減少。ラノベ取次業者栗田出版販売の民事再生の影響なのかどうなのか。
アルファポリスの出版の流れってのがわからなかったのですが、資料に図があったので加筆修正して作ってみました。
アルファポリスはいきなり書店と取引するのではなく、まずは中取次の星雲社に販売。アルファ社の売上の95%は星雲社との取引のようです。星雲社はさらに各取次業者に流し、各取次業者が全国の書店に販売、といった感じでしょうかね。
さて、アルファポリス発のヒットタイトルでシリーズ380万部を販売した「ゲート」は昨年テレビアニメ化され、海外展開もしているようです。さらに今年はゲームアプリもリリース。ゲームに関しては事業部も発足したようなので今後の注力していきそう。タイトルの多角展開、ゲーム事業が今後どうなっていくのか期待して見ていこうと思います。
【参照元】http://www.alphapolis.co.jp/company/ir/