ブログに関するSkylandのイベントに登壇したのでその時の資料と、Skyland木下さんの半生をインタビュー
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子供の頃はどんなコだったんですか?
僕、小学生の頃、
ゲーム好きで、太ってたんですね。で、中学受験されたわけじゃないですか。それはまたどういう理由で受験されたんですか?
うーん、特に理由は無いんですけど、何となく「一新」しようかなって思ったのはありそうです。まぁそれで受験に合格して入学したんですが、結局中学に入ってもゲームばかりやってた気がします。あ、でも中学卒業の頃に20キロ痩せたんですよ。
おぉ!どうやって痩せたんですか?
よくわからないですが、中3くらいの時に週1くらいでテニススクールに通うようになって。それだけで痩せたとは思えないけど、痩せて、それで高校に進学するわけです。急に痩せたから中高一貫なのにみんなに「高校デビュー」って言われてイジられました。
結局イジられるんですね笑
で、大学受験。早稲田に行きたかったんですか?
いや、慶応に行きたかったんですよ。家が日吉で慶応が近かったから。(スラムダンクの)流川が「家が近い」って理由だけで湘北に入学したじゃないっすか。自分も「家が近いから」って言いたかったんですよ。
まぁ確かにかっこいいですよね、その理由は。
でも慶応落ちてしまって。早稲田に何とか受かって。理工学部なんですが、大学の物理や数学の授業がわからなくて理系の勉強は嫌いになりました。授業にも行かず、18歳~21歳くらいまでテニスサークルの活動ばかりやってました。テニス全然上手くないんですけどサークル活動は好きでした。
そんなこんなで就職活動時期になっていくわけです。
「ベンチャーか大企業か?」みたいな議論が周囲にあったんですが、自分はどちらかというと当時は大企業志向で。と言うか、大企業しか社名も知らないのでベンチャーの選択肢がある人の方が珍しいと言う時期だったと思います。その頃ベンチャー系のイベントがたまたまあったので参加したんです。そこで佐俣アンリさんに初めて会ったんです。なんか体デカイし「圧」があるなぁって思ったんですが「今度こういうイベントあるんだけど来ない?」って誘われて。それがNTVP村口さんのVC養成講座、今で言う #VCSCHOOL みたいなものだったんです。ベンチャーキャピタルやら起業家やらに触れるようになったのがこの頃です。DeNAの南場さんやインフォテリア平野さんなどへの訪問企画などがあったりして、今思うと本当に素晴らしい機会だったと思います。
なるほど。
この頃、アンリさんやコイニー佐俣奈緒子さんなどと一緒に秋葉原の商社でアルバイトもしてました。ずっとネットサーフィンしてただけですけど。
良いバイトですね。
その後、必修の単位を1個落として早稲田大学を留年したんですが、2回目の就職活動だったので、数を絞って受けたのと、成長するかも?と思ったベンチャー数社を受けて、その中で証券会社系のVCにも内定したので、VC会社に就職しました。子供の頃、ゲーム攻略サイトとか見るためだったりのためにインターネットサーフィンするのは好きでした。だからインターネット分野に関心があって、起業家のインタビューを読んだりするのも好きになり、面白そうな会社の社長に会ってみたいと思ったりしていました。でも当時のVCの同期などと話しても「どんな会社に投資したい?」と聞くと、ほとんど出てくる人がいなくて、VCと言う仕事には関心があるけど、具体的な投資をしたい会社の話をすると、全然知らない。これはちょっとビックリでした。
なるほど。
でもベンチャーキャピタルの仕事をしていて投資先の経営会議に23歳くらいから参加させてもらったのは大きな経験でした。いろんな会社を見ることができたし、その中で伸びてる会社と伸びてない会社があることも知ることができました。その後、上場した会社の6、7年前の経営会議に出ていたりしたのだなと。一社目のVCでは勉強になることも多かったのですが、もっとインターネット分野に特化して生きていかないと行けないと思ったりすることが多く、辞めようと思う時期がありました。当時は一般的には「3年でなぜ若者はやめるのか」みたいのがあったので、そのくらいは頑張ろうと思って3年目にアクションしようと考えました。
実際には何年いらしたんですか?
2年半くらいです。VCの仕事をして世の中には「機会」があるものだとも思いましたし、会社を辞めても何とかなるかなと思っていました。ただ今は、当時の自分は浅はか過ぎただろうと思いますが。
そんな中で、会社を辞めると決めていた社会人3年目だったのですが、その3年目の頭くらいにインキュベイトキャンプの第一回目を休日だけ手伝わせて貰う機会をインキュベイトファンドのメンバーに貰って、そこから起業する人もいて、すごいダイナミズムを感じました。それで前の会社を辞めると決めたときにインキュベイトファンドの和田さんに会いに言って、その時は僕が手伝える仕事ありませんか?みたいな形で聞いたのですが「インキュベイトファンドにフルタイムで働かないか?」って誘って頂いて、すぐに入ることを決めました。
最初の会社にはすぐ辞表持って行きました。入るときにはインキュベイトファンド村田さんに「2年は面倒見てやる。だからそしたら独立VCを創れ」と言われました。それが2011年の夏くらいのことです。そこから1年くらいインキュベイトファンドにお世話になりました。
そういう経緯だったんですね。
インキュベイトキャンプを運営して、1年間で9社インキュベイトファンドは投資をして、何社か僕も経営会議だったりいろんな活動に参加させてもらって、その中で1社MUGENUPと言う会社の手伝いをしました。そこは凄い勢いで伸びて、インキュベイトファンドが投資した半年後には次の資金調達したりとスピード感が半端なかったです。自分自身がコミットメントを高めると良い影響を与えられるかもしれないって感じたので、そのためには独立した方がいいのかもなしれないって思ったんです。ただ今思うと、創業メンバーがイケてただけだったと思います。
その後、先に独立したアンリさんも猛烈に勧めてきたのもあり、独立することにしました。
スカイランド誕生っすね。
独立した後にEast Venturesのオフィスを間借りさせてもらってました。太河さんには独立直前くらいから認識してもらってて、オフィスだけじゃなく、いろいろとサポートしてもらいました。EVのシェアオフィスを経験して「こういうのは良いな」って感じたんです。周りに起業家ばかりだったら、自然とみんな起業家になる。それに「あのオフィスに行けば会える」というのも良いなって。そんな感じで今はこの#HiveShibuyaに週の7~8割はいます。
そういえば木下さんは最近「ブログ」をすごく推奨してますよね。
自分も20歳くらいからブログ書いてて、独立した後に資金を集められたのもブログを書いていたからってのが大きいと思うんですよ。ブログを書いてたのでコミュニティに名前やどういう人間かが知られていた。だからアポも取りやすかった。スタートダッシュが全然違うんですよ。ライフネット生命の社長の岩瀬さんに独立したときに挨拶に言ったら、ブログなんか知られているよねと言われたりしました。
なるほど。そういうのはありますよね、確かに。
それに「まずブログを100記事書いてみろ」って言ってるんですが、100記事書く理由を最初に考える人は100記事書けないんですよ。とにかくどんどん書いていく。まず行動を起こす。それが大事だと思うんですよね!大概悩んでいる理由がアクションしてないからアイデアも出ないと言うケースが多いので、まずブログ100記事くらい書くようにというのは最近は振りきって言っています。最近は「ブログ始めました!」みたいな連絡をよく受けるようになりました。どんどん書いて欲しいですね。
まぁそうですね。書けない理由を考えてもしょうがないですからね。
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そんな流れで先日Skyland Ventures Meetup「スタートアップはなぜブログを書くべきなのか?」というイベントに木下さんと登壇したんですよ。ほんとはこのエントリはイベント前に公開したかったんですが、諸事情でできなくて・・・。というわけでせっかくインタビューしたので公開します。あと、その時に作った資料をとりあえず置いておきますね。急いで作った資料だからツッコミはなしで。