ファンコミ16年分の業績や生産性、従業員数などの推移をぼんやり眺めた
まずはざっと第2期(2000年12月期)から第17期(2015年12月期)の業績推移を。第2期は売上高1,744万円、経常損失1億170万円。翌第3期は売上高は約2億円と伸ばしますが、経常損失は前期並の1億ちょっと。さらに第4期は売上高約4.9億円と飛躍し、経常損失も7,600万円に。そして第5期(2003年)に売上高10億円突破し、黒転します。ヤナティさんの先日のブログ記事でも「市場が立ち上がった感触を得るのは2002年過ぎ」と書かれていましたね。
市場が立ち上がり、売上も格段に伸び、黒字化し、ジャスダックに上場。しかし数字的に見ると2006〜2008年は横ばいに。この時期はグレーゾーン金利の問題などで金融系アフィが一気に減った時代。某A社の「07ショック」など、ASPには厳しい時代だったのかもしれません。
やはり飛躍のきっかけは「nend」の投入。スマホシフトが進む中で上手く流れをつかみ、急拡大に繋がりました。2014年には東証一部に市場変更。名実ともにネット広告を代表する企業になったと言えるのではないでしょうか。
さて、次が本題の生産性について。従業員(正社員)一人当たりの売上高と経常利益の推移。2004年以降従業員一人当たり6,000万円前後の売上高、1,000万円前後の経常利益を出しています。これはこれで優秀ではありますが、「nend」大ブレイク以降はさらに優秀で、2015年度は従業員一人当たり1億2千万を売上げて、2,000万円の経常利益を作っています。臨時雇用者を含めても一人当たり約1億円の売上、1,800万円の経常。なかなかこの数字を「弊社」でも実現するのは難しいけど、頭を使ってどうにか近づけていければなぁと。
最後に従業員数の推移。臨時雇用者含めると2015年は350人。格段に正社員数が増えたここ数年は臨時雇用者の割合は20%を切るくらい。それ以前は25%前後。この辺の割合については他社の事例も調べてみて参考にしようと思います。
というわけで長々と書いてきましたが、参考にできそうなとこは取り入れて、みなさんも良い会社にしていってください。僕もがんばります。