サイバーエージェントさんのCA8って、凄いよなってお話
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業界の人と話したりする時に「でも、何だかんだ言ってサイバーさんは凄いよ」という語句で話が終わるケースが多いような気がします。86世代という若い起業家達の本(ウィルゲートさんとかリブセンスさん)を読んでも『渋谷ではたらく社長の告白』の影響を受けていることがわかる。とにかく日本のインターネット業界においてサイバーエージェントが残した功績というのは大きいよなぁと実感するわけです。
個人的にサイバーさんの内向きの取り組みが好きだったりします。例えば「マキシムズ」だったりは参考になりました。あとなんといっても「CA8」ですよ。若い起業家がその後どのように社員を引き上げていくのか、活性化していくのかってのが悩みというか課題の一つだと思うのですが、サイバーさんは「CA8」でそれを実践している。最初「CA8」の話をニュースで見た時はビックリしました。
2008年に最初の「CA8」が実施され、外川さんと渡辺さんが取締役から退任しました。外川さんはCAモバイル、渡辺さんはマイクロアドのそれぞれ社長なので、本体の取締役から外れてもいろいろ大丈夫なのかなって当時思いました。
2010年はECナビ(現:voyage group)の宇佐美さんと現サイバー・バズ社長の高村さんが退任。宇佐美さんは先日サイバーエージェントからMBOで独立路線を選択しましたね。
そして今回のCA8ではCAアメリカを率いていた西條さんと元CAテクノロジーの石井さんが退任。西條さんはCA創業期からのメンバーなので少し驚きました。ところでCAアメリカは西條さんに代わって元サイバーバズの宮崎さんが代表をつとめているんですね。知らなかった。
宇佐美さんがMBO、西條さんが独立という以外はみなさん今もCAグループで働いておられる※ようで、そこが素晴らしいなと思うのです。良い関係を築いたまま、退任し、新たな任務を遂行している。このサイクルが成り立たない限りCA8的な試みは成功とは言えないわけで、CA8は上手くいってて凄いなと。CA8経験者の方と誰とも面識がないので、あくまで外から眺めている感想ですけど。
※現スパイアの早川さんはCA8施工前に退任なさっています。
まぁそんなわけでして、今僕がいるこのエントリーを書いている場所はかつてサイバーエージェントさんが入っていたってことはあまり知られていない事です。