本格的アドテクノロジー企業FreakOut、マザーズに上場へ！

DSPのフリークアウトに上場承認がおりました。おめでとうございます。アドテク専業企業としては国内初のIPOですかね。創業4年目でのIPOは凄いなぁ。



昨期の売上が21億円、今期は第二四半期累計で16億円なので単純に倍にしても32億円以上の売上に今期はなりそう。参考までにユナイテッドのRTB事業（DSP、SSP等）の2014年3月期の売上が約18億円。

これまでSSP側にいたのでDSP側、特にフリークアウトの強さはずっと感じていました。国内ではマイクロアドやユナイテッド、medibaなど大きな企業のDSPがありますが、独立系として存在感を放ち続けてたのがフリークアウト。今後海外展開を加速させていきそうだけど、国内のSSP事業をMAして海外に攻め込むってのも面白いかもと思ったり。




買掛金のところには接続先のSSP会社の名が。懐かしい名前があったぞ！



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小澤さん率いるYJキャピタルのポートフォリオと「総研」の高打率

今日、クラウド型統合業務システム「ClearWorks」のスマイルワークスがグロービスとYJキャピタルから2.5億円の資金調達をしたというリリースが流れてきました。

＞クラウド型統合業務システム「ClearWorks」を展開するスマイルワークスが2.5億円の資金調達！

ClearWorksは、経理会計や給与計算、仕入れ、在庫管理、勤怠管理まで備えたクラウド型のシステムだそうで、すごいなぁっと思った次第です。YJはこういった「既存ビジネスの再発明」みたいな投資を多くしているイメージがあったのですが、実際どうなのかな？とポートフォリオを見てみました。



どれも優秀な投資先だなぁと思うのですが、個人的には葬儀関連に投資してるのが注目。

葬儀関連領域はなかなか手が入っていない分野。そして効率化や改善の余地がすごくあると感じています。病院でオロオロしている間にどんどん手配が進んでいき、「あの世への旅立ちだから安い棺桶にするわけには・・・」と原価はほとんど変わらないけど、高い棺桶を買ってしまう、とか。意気消沈している時なのでスムーズに決めてくれるのは嬉しいんだけど・・・。あと、セレモニーホールが満員の件とか。ちょっと話しがそれてしまうのでこの辺で。葬儀関連についてはまた別途。

今後葬儀系のサービスがどんどん勢い出てくると思うけど、既に投資してるってのはさすが。ヤフーとの相性も良さそう。

今年の4月から小澤さんが代表取締役に就任し、さらに投資が活発になりそうな雰囲気も。小澤さんと言えば「小澤総研」としてヤフーにジョインするまでエンジェル投資家として名をはせましたが、その投資先が凄い。「表参道交差点ではたらく社長のブログ」に載っていた情報を元に整理してみたのが以下。図じゃないけどw

■10億円以上調達
・スターフェスティバル（グロービス、グリーベンチャーズ、ジャフコ）
・クラウドワークス（CA、DG、電通）

■5億円以上調達
・nanapi（グロービス、KDDI）

■1億円以上調達
・カタリズム（グロービス、ジャフコ）
・キラメックス（グロービス）
・TokyoOtakuMode（ITV、YJC、三菱UFJキャピタル、500Startups他）

■500Startups
・AppGrooves
・（TokyoOtakuMode）

■売却
・クロコス（ヤフーが買収）
・kamado（ミクシィが買収）

■ほか
・ハモロ
・インテリジェンステクノロジー
・ネットエイジ
・KEN OKUYAMA DESIGN
・monopo

14社のうち、その後に億単位の調達した会社が6社、バイアウト2社という脅威の打率。


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国内だけでなくアジア企業への出資も好調そうなCAVとインドネシアでも強いEast Ventures

タイの状勢が不安定というニュースが正月から流れていましたが、東南アジアにとって今年は試金石となりそうな予感もしたりしなかったり。そうは言ってもインドネシアを中心として勢いはあるので引き続き注目したいところ。そんな中、早速インドネシアのネット企業への出資のニュースが流れてきました。

■インドネシアのベビー用品ECサイトBilnaが、CAV、East Ventures、DGインキュベーション、トムス・エンターテイメント等から資金調達[THE BRIDGE]

世界第四位の人口を抱えるインドネシア。日本と異なり釣鐘型の年齢分布。そりゃベビー用品は売れそうだよなぁ。富裕層を中心に「良い品」への欲求も高まってるだろうし、街で買うよりネットで買うという人も増えているでしょうね。Bilna.comは2012年にサイバーエージェント・ベンチャーズ（CAV）とEast Venturesが出資してて、今回はそれに続く資金調達のようです。今回はCAV、East Venturesの他、DGインキュベーションなどが出資したみたい。

East Venturesは国内は太河さん、海外（特にインドネシア中心とした東南アジア）はバタラさん中心に動いているみたいですが、さすがに目利きが良いですね。早い段階での見分けがさすが。そしてサイバーエージェント・ベンチャーズも同様に良い。最近は本体による「藤田ファンド」が注目を浴びたりしてますが、CAVの海外における投資は相当良いんじゃないかと思ったり。

CAVのサイトからアジア企業のポートフォリオを抜き出してまとめてみました。



インドネシアの企業はそれぞれ人気銘柄となってるし、KAKAOへの投資も見逃せない。中国/台湾方面もなかなかだし、最近はあまり動いていないもののベトナム方面も渋く張っている印象。欧米企業や非公開案件、国内投資も粒揃いだし、有史以来サイバーエージェントにキャッシュをもたらしてきた実力は今も健在だなぁと改めて思った次第です。


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