タイ語が書かれたTシャツを着てきたので、タイの携帯電話事業者などを調べてみた
そういうわけで、タイの携帯電話事業者について調べてみました。タイは東南アジアの中でも指折りの経済大国という印象ですが、あまりIT界隈の話は聞かない気がします。ベトナムとかシンガポールの話はよく聞くのだけど。
タイ最大の携帯電話事業者はAIS(アドバンスト・インフォ・サービス)で、この会社の元社長は現タイ首相のインラック・シナワトラ女史。タクシン元首相の妹だそうです。AISはタクシンさんのシン・コーポレーション・グループの一企業でしたが、シン・コーポレーションは現在シンガポールのSWFテマセクの傘下となっているようです。なんか、タクシンさんがゴタゴタしている件の発端はシン・コーポレーションを外国企業に売却した事が理由だとか…。真相はわかりませんが。
AISなどを現在所有するテマセクですが、世界で最も高評価の投資会社の一つと称され、投資先もシングテルやメディアコープ、バーティ・エアテル、シンガポール航空、中国銀行などシンガポール内外の優良企業に投資しています。超優秀だなぁ。
AISに次ぐタイ第2位の携帯電話事業者はDTAC(トータル・アクセス・コミュニケーション)で、こちらはノルウェー国営企業のTelenorの傘下となっています。外資強いなぁ。
続く第3位はトゥルー・ムーブ社。タイでは財閥の勢力が強いようなのですが、その中でも最も強大な勢力を誇るCPグループの系列だそうです。CPグループの創業家はForbusによるとタイで最も資産を有する人物(家族)みたい。ちなみに2012年のForbusによるタイ資産家トップ5は以下の通りです。
レッドブルって元々はタイだったんですね。知らなかった。
【関連エントリー】
・『Fab.com』に出資したシングテル投資部門のポートフォリオ
・ミャンマーは「携帯市場の最後の主要な未開拓市場の1つ」らしい
・ヤフーがインドでモバイルポータルを作るみたいです