百度VS奇虎360の戦い-戦場は「検索」から「Androidアプリマーケット(非公式)」に拡大-そして我らがSBの動き
アジアではAndroidのシェアが圧倒的だとは聞いていたのですが、中国で「サードパーティ」のAndroidアプリマーケットがこんなに活況だとは知らなかった。まぁいろいろと問題はあるのだろうけど…。
>安卓應用: 商店市場活躍用戶達5億 360手機助手占30.4%
http://www.thethirdmedia.com/article/201311/show325725c77p1.html
7月-9月のマーケットシェアはQihoo 360運営の『360手機助手』がダントツのトップ。検索分野でも絶対王者百度のシェアを食っていっているQihoo 360がここでも強さを発揮しているようです。
中国検索の絶対王者百度も危機感を感じているのか、この分野で強さを発揮している91ワイヤレス社の株式57.4%を19億ドルで取得したらしい。
>中国の百度 、アプリ会社「91ワイヤレス」を19億ドルで買収へ
http://jp.reuters.com/article/domesticEquities4/idJPL4N0FM0UW20130716
これにより91ワイヤレス運営の2サービスと百度が元々運営していたサービスの3つを合わせたシェアは26.7%となり、Qihoo 360に肉薄する数値となってきました。検索分野と異なり、逃げる360に追う百度という対決は今後も続きそうです。
そして今回ソフトバンクが買収か?と報道されたのがシェア2位の『豌豆莢』。
>ソフトバンク、中国のアプリマーケット「SnapPea」に出資か
http://kabutan.jp/news/marketnews/?b=n201311200121
100億円で20%ということは評価額500億円。前述の91ワイヤレスは3,300億円だったので、多少割安感はありますが、91は他にもいろんなサービスやってるし、単純に比較はできないかも。でもまぁとりあえず「結構な額」で評価されていることは確か。
Qihoo 360、百度、豌豆莢の三つ巴の様相を呈してきている「サードパーティ」のAndroidアプリマーケット。Tencentはちょっと苦戦しているのかな。
安智市場(Anzhi)はTHE BRIDGEの去年の記事を見る限り、なかなかのグレー感w
>中国発、サードパーティAndroidアプリストア・トップ10(2012年版)
http://thebridge.jp/2012/08/10-android-app-stores-china
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