IPOを控えて積極的に投資活動をするアリババとジャック・マー
>アリババと馬氏のファンド、動画共有サイト優酷に出資
IPOを控えてアリババの投資が活発になっている気がしますが、「ジャック・マーが今年に入って$5Bもお買い物してるよ!凄いね!」みたいな記事があったので、そこに書いてある案件とCrunchBaseの情報などを合わせて図にしてみました。
正しくは「ジャック・マーが関わった企業による出資額」とでも言いましょうか。アリババと前述のYunfeng Capital、ジャック・マーが約99%の株を保有しているZhejiang Rongxin Technologies、そしてジャック・マーやアリババ共同創業者等とやっているYunxi Investmentによる投資活動の合算は確かに5ビリオンドルを超えてます。そして今回の優酷土豆の出資額を合わせると6ビリオンを超えてきました。おぉ、凄い。
その他、図には描いてませんが、Yunfeng CapitalはE Houseという会社とセコイア、新浪と住宅ローン的な金融商品を扱う合弁会社を作ったらしい。英語がよくわからないけど、たぶんそんな感じの事業。いろいろ積極的に動いてる。そしてYunfeng Capitalは2号ファンドも組成するって話なのでさらに投資が活発になりそう(詳しくはコチラの英語の記事を)。
中国では大企業や巨大VCによるダイナミックな投資活動が行われてる。日本でも先日ヤフーがブックオフに出資したりと、少しずつ大きな動きが出てきてる。これからどうなるのか。楽しみです。
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