好決算だったボルテージ「恋愛ゲームの次の一手」
売上と経常利益の推移はこんな感じ。来期目標は売上115億円(前期比+15億円)、経常利益6億円(前期とほぼ同じ)。経常利益はかなり控えめな目標だなぁと思うけど、前期も目標5億で実績6億だったので、まぁ堅め予測の会社なのでしょう。
こちらは決算資料にあったシンガポールの「App Store Top Grossing iPhone Entertainment」のランキング。前に調べた時も「シンガポールで好調」と書いたのですが、今回の決算資料を見る限り、さらに好調のようですね。前回(1月28日のランキング)はトップ15に4つランクインしてたボルテージのアプリですが、今回は驚愕の13個ランクイン。タイミングもあるのだろうけど、それを差し引いてもすごい。
十八番である恋愛ゲームのノウハウで国外にもじわじわ勢力を広げているボルテージだけど、前述の通り新ジャンル「サスペンスアプリ」が好調そう。
>ボルテージのサスペンスアプリ『新・生存率0%! 地下鉄からの脱出』が売上ランキングで38位に上昇 株価も急騰、東証1部値上がり率2位に(Social Game Info)
テレビCMでもちらほら見かけるサスペンスアプリ。恋愛ゲームだけでは国内売上頭打ちかもしれないけど、これが上手くいけば、これまでの女性ユーザーだけでなく、男性ユーザーも獲得できるかもしれないので成長が見込まれますね。この後もちょっと追ってみようかと。
【関連エントリー】
・ボルテージを始めとする日本産恋愛ゲームは海外でも人気っぽい
・GREE Platform Awardを振り返って思った「強いゲームはずっと強い」
・マザーズから東証一部への市場変更をしたネット系企業を調べてみました