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インターネット界隈の事を調べるお

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去年はアトラエなど人材系企業がわりと上場したけど、初値とかどうだったんだろうか?

「きっとみんなお盆休みで電車空いてるだろうな」と思ったのですが、意外と混んでて「これが日本」と思った朝でした。そんなことはどうでもよくて、去年人材系企業が何社か上場したのでいつか調べたいと思ってたところに、先日大物のウォンテッドリーに上場承認が降りたじゃないですか。公開価格ベースだと40億ちょっとというので「これは高騰しそうだなー」と思ったので、去年上場した人材系企業の初値なんかはどうだったかを振り返ってみました。

いろんな人材系企業があったんですが、その中でウォンテッドリーと近しいと思われるグローバルウェイ、アトラエ、キャリアインデックスを並べてみました。

ウォンテッドリーの株価はどのくらいつくのか

公開価格を上回ってみんな初値がついてますが、グローバルウェイが特に高騰してたようです。ウォンテッドリーはこの中だとアトラエに近いと思うので、値動きなどを参考にするといいのかも。ちなみに現在の時価総額は各自調べていただければ幸いです。

人材系企業業績推移

ちなみにこちらがグローバルウェイ、アトラエ、キャリアインデックスの四半期ごとの売上、経常の推移。アトラエの利益率が優秀。グローバルウェイは買収や出資、拠点新設などわりと攻めてる印象あるので、今後に期待。

といった感じで、図も無く、ゆるいエントリーになってしまいましたが、これからも頑張っていきたいと思います。今月は五反田地図の更新を予定しております。



【関連エントリー】
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【第5回】ベンチャー企業の決算説明会資料で個人的に気に入ってるもの(2017年夏)

定期的にやっております「気に入ってる決算説明会資料」シリーズですが、なんと今回で5回目になるようです。第一回目から3年の月日が経っているので、過去に取り上げた企業もCI変更してたり、デザインリニューアルしてたりと変化があるのでそのうちまた取り上げようと思いますが、ひとまず今回は新規の企業だけを取り上げてみました。


1.ほぼ日
ほぼ日決算説明会資料
糸井重里氏率いるほぼ日。手帳の売上が7割くらいあるので四半期によって売上が結構違う。資料の特徴としては、書かれているテキストが口語というか柔らかい。まるで糸井氏が話しているかのような言葉で書かれているのが他社と大きく違う点。余白の多さも良い。


2.GameWith
GameWith決算説明会資料
先日上場した平成生まれの今泉社長率いるGameWith。横長のスライド。最近ちらほら見かける。コーポレートカラーの緑でほとんど作られていて、一部同系色が使われているが、全体的に色数が少なくて好み。


3.VOYAGE GROUP
VOYAGE決算説明会資料
表紙はドーンと黒背景。中身は白背景ですが、グレーを基調に構成されていて、色数も少なくて好みのカラーリング。構成的にはオーソドックス。


4.オイシックス
オイシックス決算説明会資料
先日会社名を「オイシックスドット大地」に変更し界隈が少しざわついたオイシックス。次回からがらっとデザインが変わるかもしれない。「自然」を思い浮かべるキーカラーで企業、サービスの特徴を表してるなーと。


5.PR TIMES
PR TIMES決算説明会資料
ネイビーがきれいなPR TIMESの決算説明会資料。上記GameWith同様、かなり色数が少ないのでさっぱり爽やか。フォントも細くてこだわってる感ある。


6.うるる
うるる決算説明会資料
今年上場したうるる。クラウドソーシング「シュフティ」がメインかと思いきや、個人的にはかなり「なるほど」と思ったビジネスモデルで興味がある会社です。オレンジ系のキーカラーでまとめられてます。全体的にすっきりしてる気がします。


7.D.A.C.ホールディングス
DAC決算説明会資料
DACとアイレップが合体してできたDACホールディングス。DACっぽい寒色とアイレップっぽい暖色がうまくまざりあってます。色数が少なく、余白も適度にあってすっきりしてます。


8.アクセルマーク
アクセルマーク決算説明会資料
コーポレートカラーのオレンジを中心に個人的に好みの配色でまとめられてるアクセルマークの決算説明会資料。非常にわかりやすい資料じゃないかと思います。


9.アイスタイル
アイスタイル決算説明会資料
過去に取り上げていたと思ってたけど取り上げてなかったアイスタイル。黄緑を中心に色数少なくまとめられています。情報量が多く、前に取り上げたGMOペイメントゲートウェイに似てる気がします。勉強になる資料。


10.TOKYO BASE
TOKYO BASE決算説明会資料
STUDIOUS、UNITED TOKYOなどを展開するアパレル企業。「ネット系」ではないのですが、EC比率が比較的高いのが特徴なので取り上げてみました。カッコ良くモノトーンでまとめられた資料でオーソドックスな作りですが、スタイリッシュ。



というわけで10社取り上げてみましたが、どうですか?また半年から一年後くらいに第6回をやろうと思います。あと「勝手に決算説明会資料を作ってみた」という企画を近々やってみようと思いいます。


【過去の決算説明会資料シリーズ】
【第1回】2014年9月公開(スタートトゥデイ、エニグモ、ユナイテッド、サイバー、リブセンス、DeNA、GMO PG、アドウェイズ、CROOZ)
【第2回】2015年8月公開(コロプラ、リアルワールド、弁護士ドットコム、ザッパラス、セレス、イード、オールアバウト、メディアドゥ、さくらインターネット)
【第3回】2016年4月公開(ブランジスタ、ベクトル、ペパボ、ピクスタ、ガイアックス、ロックオン、ファンコミ、メドピア、フルスピード)
【第4回】2017年1月公開(アトラエ、Gunosy、ユーザベース、LITALICO、ネクスト、ベガコーポレーション、インタースペース、)


WeWorkが日本に進出するっぽいけど、日本の貸会議室、シェアオフィス会社も盛り上がってるっぽいよ!

時価総額2.3兆円」と言われるNYのコワーキングスペース『WeWork』がついに日本に進出するという記事が流れてきました。

コワーキングスペースWeWorkが日本上陸間近、最新の調達ラウンドで企業評価は2.3兆円に(TechCrunch Japan)

ちょっと前にソフトバンクが30億ドルを出資したと話題になっていましたが、また調達したようです。そして日本についにやってくるとのことで面白くなってきました。WeWorkについてはSBが出資した際などにさかんに記事が書かれていたのでそちらをご覧頂くとして、「シェアオフィスなのにそんなに時価総額つくなんてよくわからない」というような声が多かった気がします。

日本でもコワーキングオフィスや貸会議室などの事業が「シェアリングエコノミー」文脈で語られ、コワーキングスペース『CROSSCOOP』運営のソーシャルワイヤーが上場したり、貸会議室のTKPも先日上場するなど盛り上がってるような気もします。


シェアオフィス事業の上場企業

シェアオフィス事業をやってる上場会社は前述のソーシャルワイヤーの他にもいくつかあって、貸トランク事業などをやってるエリアリンク、BPO事業がメインのスリープログループなどがあげられます。スリープログループは一昨年にアセットデザイン社を子会社化し、シェアオフィス事業を拡大しようとしてる感じ。

その他、三井不動産、東急不動産、オリックスなどの大手もこの領域に進出しています。WeWorkはさきほどのTCの記事によると三菱地所なんかと話してるようですね。

一方、スタートアップではツクルバがシェアオフィスの『co-ba』を運営してたり、貸会議室予約サイト『Spacee』が先日ニッセイキャピタルなどから2億円を調達などの事例も。『スペースマーケット』などのサービスなども含めるとわりとプレイヤーは出てきている雰囲気。


さて、貸会議室の方ですが、僕が普段いる道玄坂のビルの隣には貸会議室で有名なフォーラム8があるのですが、いつも何らかの会議なりミーティングなどの会合が開かれていて、思ってたよりも需要があるなーと感じています。

そんな貸会議室事業で先日上場したのがTKP。このTKPですが、現在670億円以上の時価総額がついているんですよね。日本のWeWork感が無くもない。

貸会議室のTKP売上

業績的にはこんな感じで、売上220億の経常25億と、利益率は10%を超えてる。貸会議室の他に料理や宿泊などの付加サービスも拡充させていて、事業を拡大してるようです。

と、この領域は個人的にも注目してたんですが、数値的に馴染みがなかったので、ざっくりと調べてみたのでした。おわり。


【関連エントリー】
上場承認がおりたソーシャルワイヤーの沿革が味わい深いんだ