上場IT企業の社長経験のある異色の経歴を持つ人達
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世の中、いろんな経歴を持つ人がいるものです。先日ミクシィの新社長に就任した朝倉さんの異色の経歴が話題になりましたが、これから日本でもそういった異色の経歴を持つ経営者とか出てくるとだいぶ面白いんだけどなぁと思ったり。というわけで、ちょっと思いつくだけだけど、上場企業の社長経験のある異色の経歴を持つ人をあげてみます。
【1】朝倉祐介さん(次期ミクシィ社長)
中学卒業後、騎手になるためにオーストラリアの騎手養成学校に進学するも、身長伸びすぎのため騎手断念。帰国後北海道で競走馬の牧場で働いてる時に事故で左足太もも粉砕骨折。手に職がない自分の将来に不安を抱き、一念発起して大検取得のため専門学校へ。3年間ひたすら勉強して東大合格。子供の頃から猛勉強をして受かる事ができるのが東大だと思うんだけど、こういうパターンもあるんだなぁと。
東大でベンチャー設立も、卒業してマッキンゼー入社。退職し、かつて作った会社をミクシィ売却。ミクシィに加わり、今回社長就任が発表されました。
近年稀に見る異色の経歴。これだけで本を書ける。もし本が出たら買いたい。
>「このままではミクシィは生き残れない」朝倉・次期社長が独白
【2】家入一真さん(ペパボ創業者)
家入さんも異色の経歴だと思います。そのへんについては家入さんの著書を読んで頂ければいいのですが、ざっくりと書きますと、高校中退し、しばらく引きこもっていたものの、大検とって美大に行こうと新聞配達のバイトを始めて資金を稼ぐ。しかし受験失敗(受けなかった)でデザイン会社に就職。システム会社に転職後、結婚、奥さんの妊娠を期に起業。その後、GMOに株式の一部を売却し、そして上場。ペパボから離れた後はご存知の通りの活躍。
>新装版 こんな僕でも社長になれた
【3】熊谷正寿さん(GMO代表)
家入さんが創ったペパボを有するGMOグループの代表。熊谷さんも異色。「無理」と言われてた高校に猛勉強して首席で合格するも中退。父親の会社で働きながら通信大学に通って、結婚して、子供ができて・・・。苦しい時代を超え、GMOの元となる会社を起業し、ネット専業の会社として日本で初めてIPOを果たし、現在は東証一部。数々の修羅場を通ってきた感が半端ない。
>GMOインターネット株式会社 | 熊谷 正寿 | ニッポンの社長
【4】前澤友作さん(スタートトゥデイ社長)
『ZOZO』のスタートトゥデイの前澤さんは元バンドマン。バンドをやってた社長なら結構いると思うけど、前澤さんが所属してたSwitch Styleはメジャーデビューしているから、ちょっと違う。そもそも早稲田実業に行ってるのに早稲田はおろか大学に進学しない時点で学校では相当の異端だったと推測されますよね。マザーズ上場時のパフォーマンスや一日6時間労働、幕張本社ってのも個性的。そんなスタートトゥデイも現在は東証一部企業。
>株式会社スタートトゥデイ | 前澤 友作 | ニッポンの社長
【5】林高生さん(エイチーム)、岡村陽久(アドウェイズ)
現在は東証一部のエイチームを率いる林さん、リブセンス村上さんに抜かれるまでは最年少上場社長だった岡村さんはともに中卒。ともに中学卒業と同時に働き、大きな成功を収めてます。共通しているのは行動力でしょうか。異色と言っていいのかわからないけど、最近のスタートアップは東大卒など高学歴の人が多い中、やはり異色と言えるのではないでしょうかね。関係ないけど、林さんって大森南朋に似てる気がする。
>株式会社エイチーム:林高生 賢者.tv:アジア最大級の社長動画サイト
>史上最年少で上場したアドウェイズ社長の行動力:前編
まぁ、結局、異色だろうが、エリートだろうが、頑張らないと始まらないので、僕も頑張ろうと思います。
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