実は10年以上の歴史を持つサービス『コロプラ』が絶好調だと聞いて
創業者の馬場さんが大学卒業後に入社したケイ・ラボラトリー(現KLab)に在籍しながら、個人で作り上げたのが『コロニーな生活』で、それが2003年5月。もう10年以上も前に「位置情報」をもとにしたゲームを作ったのは凄いですよね。その後、グリーに転職なさって活躍されるのですが、サービスのユーザーも増えていったのを契機に起業となるわけです。起業の経緯がグリー田中さんに近いですね。
2009年、2010年にそれぞれケイ・ラボラトリー時代の上司(?)にあたる千葉さん、土屋さんがコロプラに参画し、会社の基礎ができたというところでしょうか。そしてやはり大きいのがKDDIとの提携。まるでグリーを見ているようです。
2011年9月にカジュアルゲームのブランドを展開し、今ではネイティブアプリのDL累計3,400万件、コロプラ会員数314万という規模にまで成長しています。
サービス開始当初からユーザーのアクティブ率はとても高いんじゃないかなって推測しています。黎明期はユーザーからの「投げ銭(寄付)」が収益の大きな部分を占めていたといいます。運営側とユーザー側が良好な関係を築いていて、それが今の好調の一旦となっているんじゃないかなぁ。
5月には一瞬時価総額でグリーを抜いたりもしましたが、現在では落ち着いた感じになっています。それでも時価総額1,500億円超えは素晴らしい。
かつて公式コンテンツプロバイダーは「儲かる仕組み」を構築していましたが、それのスマホ版をコロプラはひょっとしたら掴んだのではないか?と思ったり。一度引き入れたユーザーを回遊させて離脱させないような仕組みと言いますか。ちょっとイメージの話で恐縮ですが・・・。
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