アジアの連続起業家が次に狙うのは「子供・ベビー用品EC」
今年になって海外ネタばかりで恐縮ですが、アジアで子供・ベビー用品のECが激しく盛り上がってきてるようです。先日取り上げたインドネシアの『Bilna』に続けとばかりに、今度はインドの『FirstCry』が1,500万ドルの資金調達を発表しました。シンガポールのテマセクと子会社バーテックス、そして既に過去に出資していたIDG、SAIFの2社も追加で出資したようです。IDGはQihooやGREEが買収したFanzioに出資してたことで有名です。
『Bilna』も『FirstCry』も創業者はそれぞれ過去にEXITを経験している実績ある起業家。その彼らが次に目をつけたのは子供・ベビー用品のECサイト。ベトナムの『Tã Em Bé』やシンガポールの『White As Milk』など、東南アジア各国で同種のサービスがメディアで取り上げられたりしています。
今後、競合の出現や大手の進出など激しくなってくると思うけど、先行のドメスティックサービスがどんな戦いをしていくか楽しみ。
ちなみにアメリカではオムツに特化した『Diapers.com』というサービスが凄い勢いで伸びてるらしい。
>オムツでアマゾンに追いついたベビー用品サイト「Diapers.com」[ネットコンシェルジェ]
局地戦ではスタートアップにも勝機があるってことを証明している感じでうれしいところ。ところで日本製のオムツってのは海外でも人気らしく、特に中国の富裕層からは絶大な支持を集めていると聞いたことがあります。オムツ、熱い!
【関連エントリー】
・国内だけでなくアジア企業への出資も好調そうなCAVとインドネシアでも強いEast Ventures
・タイ語が書かれたTシャツを着てきたので、タイの携帯電話事業者などを調べてみた
・『Fab.com』に出資したシングテル投資部門のポートフォリオ