ファンコミの好調さが相変わらず目立つアフィリエイト会社各社の直近四半期を比べてみた

アフィリエイト各社の四半期決算がでそろったので、いつものように比べてみました。



巷で言われているように概ね好調です。たぶん過去最高の四半期売上をファンコミ、インタースペースがそれぞれ出してると思う。バリュコマも堅調。アドウェイズは海外の季節変動で横ばい。




経常利益の方ですが、相変わらずのファンコミの高利益率。これだけ利益が出ていれば、きっと広報も雇えるし、芝生も設置できるはずw


フィーチャーフォンからスマホシフトへの移行も一段落した感じもするし、各社新規で何かを始めそうな予感もしますね。

アドウェイズは先日「3Dプリンター事業」を開始しました。3Dプリンター事業を始めるとは予想外でしたが、LINEフリーコインの取扱いや海外への積極展開などアグレッシブな動きは今後も続きそう。


【関連エントリー】
・主要ASP直近四半期の比較とバリュコマ傘下の知る人ぞ知る優良企業
・意外と積極的な投資活動のアドウェイズの投資先を調べてみた

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時価総額がIPO時から9倍となったリブセンスの『cospa』を調べてから2ヶ月経ったのでSEO的にどのように変化したかを調べてみた

つい2ヶ月前に『cospa』を調べた時に「上場来高値ですよ。時価総額はもうすぐ500億。」なんて書いたのですが、先日の分割効果か、本日の終値では時価総額700億円を超えたリブセンス。一昨年12月にマザーズ上場した時の初値では時価総額76億円でしたが、1年半で約9倍の企業価値となったわけです。いやはや、ゴイスー。


※かっこつけて英語でタイトルつけてみた。


まぁそれはさておき『cospa』が2ヶ月経って、SEO的にどのように変化したかを調べてみました。




【hタグ】
前回「h1→h3→h2」という順番で設置してあったhタグですが、やはり間違いだったのか、それとも実験の効果が無かったのかわかりませんが、現在はh1→h2→h3というセオリーどおりに設置されていました。


■h1タグ：「価格を比較する」・・・前回は「cospa」
サイト名でのSEO対策に一応の成果を感じ、事実上のメインキーワードである「価格比較」を狙ってきたのかな。ちなみに前回「cospa」で4位でしたが、現在3位。やはり上位は強い。しかし「価格比較」で20位までやってきています。

■h2
設置数が増えてました。前回の設置部分の他、カテゴリのタイトル部分にも設置してるようです。


【狙ってるキーワード】
前回調べたキーワードの順位に変化がありました。

＞通販 最安値：1位（前回：7位）
＞通販 最安価格：5位（前回：18位）
＞通販 価格比較：24位（前回：43位）

結構上がってきてます。さらに単独ワードでも上位にきはじめています。

＞価格比較：20位
＞最安価格：2位
＞最安値：5位

”あの比較サイト”に肉薄している感じです。さすがですね。


【下層ページ】
トップページとは異なり調子が悪いのが下層ページ。調子が悪いのか実験しているのかわからないのですが、特徴的なポイントがあります。ノートパソコンのトップページは「ノートパソコン　激安比較」がメインキーワードのようですが、タブレットでは「タブレット　安い比較」となっており、スキャナーのページでは「格安価格」となっています。複合ワードを使い分けているんです。最初からか最近なのかわかりませんが特徴的な部分かなと。


【最後に】
やっぱり『cospa』はまだテスト版だと思いました。でもこれだけ作ってあるとSEOの実験もできるし、効果が出たものは『ジョブセンス』とかにも活かせる。”あの比較サイト”は強いんだけど、突破口さえ見えればいけなくもないのかな。


【蛇足ですが・・・】
個人的には『ジョブセンス』の方で「お祝い金」でSEOやった方がいいのかなって思ったり。「祝い金」では1位なのですが、「お」が入ると途端にいなくなってしまう。1ページ目はだいたい結婚式の「お祝い金」関連のサイトがランクインしてるんだけど、『マイベストジョブ』と『レッツゴーバイトドットコム』というバイト求人サイトがいるんです。そっちに流れてしまってる人も少なくないのかなぁって。

『ジョブセンス』のサイトを見ると「祝い金」ってなってるので、本来「お」無しが正しいのだろうけど、インタビューとか記事とかでは「お祝い金」ってなってるケースが多いので・・・。「祝い金」っていうと何か丁寧な言い方ではないから「お祝い金」って使ってしまうんでしょうね。難しいところです。



【関連エントリー】
・リブセンスがコッソリ始めた価格比較サイト『cospa（コスパ）』をSEO的にちょっぴり眺めてみた
・マザーズから東証一部への市場変更をしたネット系企業を調べてみました
・リブセンス定款変更から次の展開をちょっぴり予想してみた
・リブセンスさんの本を読んでみた

主要ASP直近四半期の比較とバリュコマ傘下の知る人ぞ知る優良企業

アドウェイズが昨日2013年3月度の決算が出たので、アフィリエイト4社の数値が出揃った感じです。その前の四半期の数値と比べると以下のあたりが注目かな。（あ、前回は経常利益で調べてた・・・まぁいいか）

・アドウェイズの売上がすごい伸びてる
・ファンコミは相変わらず高利益率
・インタースペースは良い感じに改善してる
・バリュコマ停滞？

アドウェイズ、ファンコミは調子良いのかな。インタースペースは何だかソーシャルアプリ事業が期待されているらしい。そういうのもやってたんだなぁ。爆速グループの一員でもあるバリュコマは横ばい。ちょっと他の3社に比べると厳しいのでしょうか。とは言え、アフィリエイト市場は拡大しているよ！ってバリュコマの人が言っています。

＞アフィリエイト市場が拡大している――その要因は意外にもあの業界のお客さん


で、Twitterで軍曹さまが「バリュコマがあのタイミングでjp21を買ったのは慧眼」と仰っていて、たしかにそうだなと。
ジェーピーツーワンは知る人ぞ知る静岡の会社で、ASP、アフィリエイターやSEO界隈などと話すと定期的に話題にあがる会社。2007年11月にバリュコマがジェーピーツーワンの第三者割当増資を引き受けて、持分法適用会社となっています。

【1.第三者割当増資】発行済株式：100→新株発行：23株@16,260,163
【2.既存株主（代表者）から】2株

合計25株（20.3%）をバリュコマが取得したわけです。
株式会社ジェーピーツーワンの株式取得（持分法適用関連会社化）に関するお知らせ（PDF）

この時点でジェーピーツーワン社の評価額は20億ということになります。結構思い切った根付けかなぁという印象なのですが、その後もジェーピーツーワンは成長し続けて、2013年3月期は売上が78億円！バリュコマはまさに慧眼だったのかもしれません。


http://www.jp21.com/



【関連エントリー】
・「ファンコミが凄いよ。何が凄いって社員一人あたりの数字が他の3社と違う」と聞いたので調べてみた
・どこからどこまでが「アフィリエイト」の範囲なのだろうか